2015年09月30日

Navy SEALs 使用ヘルメットの考察 ①

皆様こんにちは


今回はNavy SEALs が使用するヘルメットについて考察してみたいと思います。



・前回「Navy SEALs 使用BDUの考察 ③」へ



☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。



画像は映画「Navy SEALs Act of Valor」より







1991年VBSSにて撮影されたSEALチーム8

・VBSS = 海上船舶臨検 V = visit(臨検)・B = board(ボード)・S = search(捜索)・S = seizure(拿捕)

「FLIGHT DECK CREWMANS」ヘルメット



















こちらはチーム5での使用例







SEAL隊員のイヤーマフはMOTOROLAの無線機に交換されているみたいですが、元は空母デッキクルーのヘルメットですね














SEALチーム4を退役される前のブラッド・マクラウド氏

現在はフィットネスでSEALの過酷な訓練を体験できるSEALFIT公認のコーチだそうな





写真の年代は不明ですがBMXで遡ると、ヘルメットは1980年代に生産されたPROTECのヘルメットみたいです

・BMX = Bicycle Motocross














2002年に撮影されたSEALsらしいです

2001年9.11後になりますね





こちらもPROTECですがこちらの形状は有名で、現在でも「CLASSIC SKATE」(サイドカット)として販売されていますね













有名な理由としてはやはり90年代のデルタフォースが使用されたとされるPROTECのヘルメットでしょうか?

アイスホッケーで使用されていた事から「ホッケーヘル」と呼ばれていたりしますよね



日本では映画「ブラックホーク・ダウン」として有名ですかね
















2003年イラク戦争開戦後に撮影された有名なVBSS装備のSEALs









奥の人がPROTEC フルカット













右の人がPROTEC Ace Snow FR (ベントホール無し)















2003年8月ネバダ州の海軍航空基地ファロンにて、アメリカ大使館から非戦闘員の避難を想定した訓練に参加するSEALs





















1995年にUSSOCOMの契約下によってILC Doverで作成された「IBH」



・ILC = International Latex Corporation





「IBHヘルメット」

・IBH = Integrated Ballistic Helmet





生産は1996年からとの事で防弾且つ軽量であり、ガスマスクや通信機器、ナイトビジョンシステムの使用をサポートする目的で開発されました。












個人的に2011年・映画「Navy SEALs Act of Valor」でローク大尉が使用していてビックリしたヘルメットです

SEALsチーム7 隊長「Rorke Denver」氏 (本物のSEAL隊員)



IBHが流行るかと思いましたが、そうでもなかったですね

IBHへ別に穴を空けてL2G05を取り付けている為、実物で再現するには中々凶悪なカスタムだと思いますw(レア&勿体無い意味で)
















先のIBHのように2000年代になると兵士一人ひとりに「無線機」や「ヘッドセット」と言った装備が普及し始めます。

その為ヘッドセットとヘルメットが干渉せずに使用出来る様ヘルメットの耳周りを大きくカットして、アメリカ陸軍特殊作戦コマンド用に開発されたのが「MICH」ヘルメットになります。


「MICH2000ヘルメット」





「MICH/ACH」シリーズ

「ACH」とはアメリカ陸軍や空軍などで採用されている一般向けの戦闘用ヘルメットで、日本の販売元「MSAジャパン社」では高性能戦闘用ヘルメットACHとの名称を使用しています。(因みに海兵隊はACHではなくLWHを採用)

・ACH=Advanced Combat Helmet




「MICH」とはアメリカ陸軍特殊作戦コマンド用に開発されたMICHが原型で、それまで採用されていたPASGTヘルメットを代替したヘルメットです

・MICH=Modular Integrated Communications Helmet


※現在陸軍に支給されていますのが「ACH」との名称で、それより以前から使用されている同じ形のヘルメットが「MICH」との違いで性能差は無いそうです。













この有名なチーム10の写真が2005年に撮影されたものみたいです



2005年6月27日のレッド・ウィング作戦時と装備が若干違いますが、同年代の写真になりますね・・・










同じく2005年撮影のチーム10/SDV-1



写真左より

作戦中の4名の救援で撃墜されてしまったヘリに搭乗されていたSDV-1 (故)「シェーン・パットン」氏(自己紹介で踊った人)

・SDV = SEAL Delivery Vehicle (SEAL輸送潜水艇)潜水兵員チーム

レッド・ウィング作戦に降下した4名の内の1人であるSDV-1(故)「マシュー・アクセルソン」氏

撃墜されてしまったヘリに搭乗されていたSDV-1(故)「ジェームズ・スー」氏

そして唯一の生存者であるSDV-1「マーカス・ラトレル」氏

因みに降下した4名中マーカス氏とアクセルソン氏がスナイパーだったそうな(他2名はスポッター)









この写真の時は大体MICH2000ですね



MICH2000に3Cのヘルメットカバーでジェームズ氏はカバー無し

マーカス氏は最初2000の耳をカットした可能性も考えましたが、違和感無いので多分MICH2001

仮にMICH2000だとしても、この状態ではMICH2001と変わらないですよね・・・









(追記)

他の隊員が2000の耳をぶった切っていた例を発見





やっぱりマーカス氏も2000をサイドカットした感が否めないかも・・・












降下された4名中、偵察・通信兵を勤められたSDV-2(故)「ダニー・ディーツ」氏





手にされているのは「PROTEC B2」 (TANカラーは製造中止)

レッド・ウィング作戦後にタリバンが公開した鹵獲品の中にも見られたヘルメットですね・・・

4つの内3つがPROTEC、内1つが多分MICH2000に3Cのカバーでした

書いてて心が痛みますが、私の人生の中で選んだ道ですので・・・ご勘弁を












2006年5月に撮影

新たに再編成されたチーム10















2007年撮影 チーム10



変わらずMICH2000














2006年イラクにて撮影されたSEALsチーム3とMICH2000

一番左は2006年8月2日ラマディでの銃撃戦で亡くなられた(故)「マーク・アラン・リー」氏





イラクで戦死された最初のSEAL隊員と言われており

「敵対する武装勢力との交戦において勇敢さを示した」事により、シルバースター勲章を授与されておられます













同じく2006年に撮影されたチーム3とMICH2000

顔が隠れていない隊員は同じく2006年9月29日ラマディにて戦死された(故)「マイケル・A・モンスーア」氏です





アフガニスタン戦争にて数名しか授与されていない、アメリカ軍の勲章において最高位の勲章「名誉勲章」を授与

「マイケル・A・モンスーア」氏については宜しければリンクよりどうぞ
     ↓
「Navy SEALs 使用BDUの考察 ②」へ











2007年撮影 チーム3



左の隊員がMICH2000











2008年 訓練中にPROTECとMICH2000の両方を使用するチーム4



もうこの年代からプロテックなどの使用は「訓練だけ」で割りきって良いと思います











2009年11月フロリダ州SEAL博物館での式典にてM4の扱い方を教えるSEAL隊員とPROTECのヘルメット



平和慣れし過ぎた日本でやると、次の日の朝にニュースで流れるシチュエーション














PTヘルメットの「A-Bravo」(ハーフシェル)を被るSEAL隊員





元はスケートボード用ヘルメットからの軍用を目指し開発されたプラスティックのヘルメット

PROTECに似ていますがPT helmetの製品です












2010年7月バージニアビーチにて地上戦のデモンストレーションを行うSEALs



それぞれMICH2000で中央の隊員は3Cのヘルメットカバー


















とりあえず今日はここまで





・次回「Navy SEALs 使用ヘルメットの考察 ②」へ



・前回「Navy SEALs 使用BDUの考察 ③」へ











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この記事へのコメント
待ってました!考察シリーズ!
そして、久々のコメントです!
しかも一コメ、
Posted by フジマル3等軍曹 at 2015年10月03日 17:24
フジマル3等軍曹様

コメントありがとう御座います


知識無いオッサンが趣味の一環でやっているだけですので気楽にやってますw

(;´д`)
Posted by ロマンロマン at 2015年10月03日 17:45
ロマンさんはじめまして。
装備考察ではいつも大変参考にさせて頂いております。

今新たなアーマーの購入を検討しておりまして、それはCrye Presisionの「CPC」と「AVS」でございます。
実は今、知人と来年のハートロックに向けマーソック装備を準備しています。そこで、汎用性の高いアーマーを買えばマーソックに限らず色々な装備に応用が効くだろうと考え、この2つのアーマーを検討しているところです。
しかしどちらが今後普及するのかわからず、購入に至っておりません。いずれも安くない(約13万円)のでロマンさんのお考えを参考にさせて頂きたいと思います。
Posted by kenji at 2015年10月06日 23:37
kenji様

私の意見が購入の参考になると思うと怖くて何も言えないのですが・・・w


本当に参考程度で宜しければ・・・


CPCはグリーンベレー・DEVGRUなどにも使用が見られますので汎用性は高いと思います(特にマルチカム)

AVSは確かまだ2013年に発表されたばかりで、比較的新しい為MARSOCや特陸以外の使用例は少ないと思います

ただ今後の普及の話になると、既に使用が確認されて尚且つ新しいAVSの方が今後増えると思いますし・・・

First Spearや他のメーカーのアーマーが増える可能性だって考えられます




結局kenji様が「戦う為にアーマーに何を求めるか?」では無いでしょうか?


参考になるかわかりませんが、私ですと「積載量」と「防御力」を求めるのでJPCは使用せず、モール数の多いLBT-6094の方を良く愛用しております



①目標の年代を決める(2012年~など)

②決めた年代から使用されていた装備を調べる

③kenji様の戦闘スタイルに合うポーチが組めそうなアーマーを選ぶ

※私は更に「古さ」と言ったロマンがプラスされますw



極端な例で「JPC」と「CPC」で比較しますと使用目的が異なります

・強襲任務など短期間で済む任務なら「JPC」

・長期間の任務ならマガジンや物資が多く持てる「CPC」

・爆風や破片の脅威が高い作戦なら、防護面積がある「CPC」

と言った使い分けをしますので、本当なら任務(サバゲーフィールド)に合わせて装備を変えるのが一番ベストだったりします。



こんな事しか言えず申し訳ありません・・・
Posted by ロマンロマン at 2015年10月07日 00:59
ロマンさん
私の質問重かったですかねw すみません! 
でも大変参考になるお返事を頂きありがとうございます。
年代とかは意識したことがなかったので、そういった部分も踏まえ選択したいと思います。

そもそも私自身FBI HRTの写真を見たことから装備に目覚めてしまい、今では毎月ちょっとずつ実物装備を買い集めるようになりました。なので私の装備の根幹にあるのはLE装備であり、マーソックでハートロック参加後はまたLE装備になると思います。

ロマンさんももとはPMCから装備好きになられたそうですね、
でも私はロマンさんの様な広く深い知識を付けるほど勉強しておりませんのでこのブログは本当に為になります。

この度は質問にお答えいただきありがとうございました。
Posted by kenji at 2015年10月08日 22:23
kenji様

DEVGRUやMARSOCなど有名処の装備はレプリカでも高品質の物もありますので、あえてレプリカの購入も有りだと個人的には思っております
(安上がりですしw)


私が実物に手を出す理由としては「拘り」や「レプリカが存在しない」為だったりします
Posted by ロマンロマン at 2015年10月08日 22:46