2014年09月12日
MARSOC(マリーン・レイダース)使用ボディーアーマーの考察 ③
皆様こんにちは
前々回と引き続きMARSOC(マリーン・レイダース)が使用するボディーアーマーについて考察をしてみたいと思います。
※MARSOCがマリーン・レイダースへ改名される事となった為、両名表記しています。
・前々回「MARSOC(マリーン・レイダース)使用ボディーアーマーの考察 ①」へ
・前回「MARSOC(マリーン・レイダース)使用ボディーアーマーの考察 ②」へ
☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。
前々回と引き続きMARSOC(マリーン・レイダース)が使用するボディーアーマーについて考察をしてみたいと思います。
※MARSOCがマリーン・レイダースへ改名される事となった為、両名表記しています。
・前々回「MARSOC(マリーン・レイダース)使用ボディーアーマーの考察 ①」へ
・前回「MARSOC(マリーン・レイダース)使用ボディーアーマーの考察 ②」へ
☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。
今回ご紹介させていただくアーマーはレプリカが無い物ばかりになりますのでご了承下さい・・・
まずは「必要最低限」を示す様なS&S Precision社製の「 Plate Frame and Harness Assembly」
写真は「特陸」との情報もありますが、NVGマウントがノロトスのユニコーンアーム使用ですし、後ろのATVとサンタ帽子がMARSOC使用(?)らしいです。
証拠写真がありませんがね・・・
プレートをカイデックス素材のフレームで保持している「Velocity Systems 」が特徴的ですね
必要最低限のフレームで保持する事により、極限の軽量化と機動力を確保しています。
フレームの形状が使用する防弾アーマーで少し違いますね
従来の防弾プレートも使用できますが「VS-PBZ」7.62x39mmレベルのAPI(BZ)ハードアーマープレートを使用する事で防弾性能が向上しています。
・VS-PBZ=Velocity Systems Phalanx (ベロシティ システムズ ファランクス)直訳すると「速さを纏めたシステム?」
・API=Armor-Piercing Incendiary (徹甲焼夷)
First Spearより 「Strandhogg」(SAPI)
因みに 「Strandhogg」は「SAPI」と「MBAV」カットタイプがあるみたいですが、上記写真は「SAPI」カットの方ですね
「SAPI」カット
・SAPI=Small Arms Protective Insert
「MBAV」カット
・MBAV=Modular Body Armor Vest
この特徴的なスリットは「6/12ポケットアタッチメントシステム」と呼ばれ、下記の写真のようにアーマーへ専用のポーチを取り付けます
同じくFirst Spear製 の「AAC」
・AAC=Assaulter Armor Carrier
キャリア前面のスリットが途中までしかないので多分AACです
こちらは前面プレートのみで、差し替え用となっています
TYR Tactical製の「PICO」Advanced Assaulters Plate Carrier System
・PICO=イタリア語の「小さい」という意味「piccolo」に由来してます
marsocのMayflower使用例もありますが、ODAとの見分けが難しいので何れ…
レプリカは無い為実物を買うしかないですが、LBTやEAGLE社製の実物に比べればMayflowerは良心的な値段だと個人的には思います・・・
MARSOC(マリーン・レイダース)のアーマーについて3回に分け考査させていただきましたが、やはり海兵隊だけあってコヨーテブラウンカラーのアーマー使用例がありましたね
ですが2006年に「MARSOC」として正式にアメリカ特殊作戦コマンド(USSOCOM)の傘下になってから陸軍の装備も使用され始め、最近では陸軍特殊部隊グリーンベレー(ODA)に装備も近く、カーキ色やマルチカムが増えました。(コヨーテブラウンも残ってます)
ODAがウッドランドを着られた際には見分けつかなくなりそうです。
※写真はODAです
安直ですがやはりパッチなどで見分けつけるのが一番手っ取り早いですかね・・・
いずれパッチだけで考査してみたいと思います。
今日はここまで
まずは「必要最低限」を示す様なS&S Precision社製の「 Plate Frame and Harness Assembly」
写真は「特陸」との情報もありますが、NVGマウントがノロトスのユニコーンアーム使用ですし、後ろのATVとサンタ帽子がMARSOC使用(?)らしいです。
証拠写真がありませんがね・・・
プレートをカイデックス素材のフレームで保持している「Velocity Systems 」が特徴的ですね
必要最低限のフレームで保持する事により、極限の軽量化と機動力を確保しています。
フレームの形状が使用する防弾アーマーで少し違いますね
従来の防弾プレートも使用できますが「VS-PBZ」7.62x39mmレベルのAPI(BZ)ハードアーマープレートを使用する事で防弾性能が向上しています。
・VS-PBZ=Velocity Systems Phalanx (ベロシティ システムズ ファランクス)直訳すると「速さを纏めたシステム?」
・API=Armor-Piercing Incendiary (徹甲焼夷)
First Spearより 「Strandhogg」(SAPI)
因みに 「Strandhogg」は「SAPI」と「MBAV」カットタイプがあるみたいですが、上記写真は「SAPI」カットの方ですね
「SAPI」カット
・SAPI=Small Arms Protective Insert
「MBAV」カット
・MBAV=Modular Body Armor Vest
この特徴的なスリットは「6/12ポケットアタッチメントシステム」と呼ばれ、下記の写真のようにアーマーへ専用のポーチを取り付けます
同じくFirst Spear製 の「AAC」
・AAC=Assaulter Armor Carrier
キャリア前面のスリットが途中までしかないので多分AACです
こちらは前面プレートのみで、差し替え用となっています
TYR Tactical製の「PICO」Advanced Assaulters Plate Carrier System
・PICO=イタリア語の「小さい」という意味「piccolo」に由来してます
marsocのMayflower使用例もありますが、ODAとの見分けが難しいので何れ…
レプリカは無い為実物を買うしかないですが、LBTやEAGLE社製の実物に比べればMayflowerは良心的な値段だと個人的には思います・・・
MARSOC(マリーン・レイダース)のアーマーについて3回に分け考査させていただきましたが、やはり海兵隊だけあってコヨーテブラウンカラーのアーマー使用例がありましたね
ですが2006年に「MARSOC」として正式にアメリカ特殊作戦コマンド(USSOCOM)の傘下になってから陸軍の装備も使用され始め、最近では陸軍特殊部隊グリーンベレー(ODA)に装備も近く、カーキ色やマルチカムが増えました。(コヨーテブラウンも残ってます)
ODAがウッドランドを着られた際には見分けつかなくなりそうです。
※写真はODAです
安直ですがやはりパッチなどで見分けつけるのが一番手っ取り早いですかね・・・
いずれパッチだけで考査してみたいと思います。
今日はここまで
Posted by ロマン at 21:26
│■アメリカ海兵隊特殊作戦部隊(MARSOC)│装備
この記事へのコメント
はじめまして 記事を拝見させて頂き、先日JPCを購入しました!
今回はロマンさんに質問があり コメントさせて頂きました。
プレートキャリアに付いているポーチ、小物類はミリフォトを見ている限りでは割と自由な印象を受けたのですが、必ず付けなければならない物やMARSOC装備をやるのであれば付けておいた方が良い物などはあるでしょうか。また、ハンドガンをマガジンポーチに入れているミリフォトも見かけたのですがロマンさんはどういったタイプの物かご存知でしょうか。
不躾な質問で大変申し訳無いのですがご回答の程宜しくお願い致します。
ロマンさんの記事は大変勉強になり毎回楽しく読ませて頂いてます!
今回はロマンさんに質問があり コメントさせて頂きました。
プレートキャリアに付いているポーチ、小物類はミリフォトを見ている限りでは割と自由な印象を受けたのですが、必ず付けなければならない物やMARSOC装備をやるのであれば付けておいた方が良い物などはあるでしょうか。また、ハンドガンをマガジンポーチに入れているミリフォトも見かけたのですがロマンさんはどういったタイプの物かご存知でしょうか。
不躾な質問で大変申し訳無いのですがご回答の程宜しくお願い致します。
ロマンさんの記事は大変勉強になり毎回楽しく読ませて頂いてます!
Posted by くろ at 2015年10月24日 12:10
くろ様
はじめまして
ポーチは様々な使用例がある通り、納入されたポーチなどを隊員が任務に合わせて組み替えていますので、特に決まりはありません
(マガジンポーチを付けて無い例すらある位なのでw)
JPCですと強襲任務や短期任務に使用するのが殆どだと思いますので、そんなにポーチを盛らないで良いと思います
ラジオやスタングレネードポーチに小物を入れる為のユーティリティポーチ位でしょうか? 後はハイドレーションなど・・・
メーカーですがイーグル製の物は現在まで無難に使用出来ると思います
カラーもカーキや元海兵隊なのでコヨーテも有りだったりします
ただ2011年頃からCRYEやTYR・Mayflower(カラーもマルチカム)などといったポーチも増えていきますので、慣れない間は目標となるミリフォトの装備を参考にすると良いと思います
その後「この装備は〇〇年辺りかな?」って判り始めたら、くろ様の好みでポーチの配置を考えると楽かもしれません
JPCなんでCRYEが無難と言えば無難ですが・・・
「ハンドガンをポーチに」の件ですが、実物装備にポーチ内へハンドガンのインサートを設ける事が出来るアイテムがあったり、チェストリグなどでは標準で付属していたりしますが
ただのM4ポーチやラジオポーチにハンドガンを入れているケースも多くあります。
しかし、しっかりとしたホルスターでは無い為、ハンドガンのマガジンがいつの間にか無くなる可能性も御座いますので注意して下さい
はじめまして
ポーチは様々な使用例がある通り、納入されたポーチなどを隊員が任務に合わせて組み替えていますので、特に決まりはありません
(マガジンポーチを付けて無い例すらある位なのでw)
JPCですと強襲任務や短期任務に使用するのが殆どだと思いますので、そんなにポーチを盛らないで良いと思います
ラジオやスタングレネードポーチに小物を入れる為のユーティリティポーチ位でしょうか? 後はハイドレーションなど・・・
メーカーですがイーグル製の物は現在まで無難に使用出来ると思います
カラーもカーキや元海兵隊なのでコヨーテも有りだったりします
ただ2011年頃からCRYEやTYR・Mayflower(カラーもマルチカム)などといったポーチも増えていきますので、慣れない間は目標となるミリフォトの装備を参考にすると良いと思います
その後「この装備は〇〇年辺りかな?」って判り始めたら、くろ様の好みでポーチの配置を考えると楽かもしれません
JPCなんでCRYEが無難と言えば無難ですが・・・
「ハンドガンをポーチに」の件ですが、実物装備にポーチ内へハンドガンのインサートを設ける事が出来るアイテムがあったり、チェストリグなどでは標準で付属していたりしますが
ただのM4ポーチやラジオポーチにハンドガンを入れているケースも多くあります。
しかし、しっかりとしたホルスターでは無い為、ハンドガンのマガジンがいつの間にか無くなる可能性も御座いますので注意して下さい
Posted by ロマン at 2015年10月24日 13:24
ロマンさん
ご回答ありがとうございました!
ご回答ありがとうございました!
Posted by くろ at 2015年10月24日 14:38