2014年12月16日
Navy SEALs 使用武器の考察 ③ 「SCAR&Mk13・16・17・20」編
皆様こんにちは
前回に続きNavy SEALs が使用する武器について考察してみたいと思います。
・「Navy SEALs 使用武器の考察 ①」(M4A1&MK18編)」へ
・「Navy SEALs 使用武器の考察 ②(M14&Mk14編)」へ
・別回「Navy SEALs 使用 スナイパーライフル編 ①」へ
☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。
前回に続きNavy SEALs が使用する武器について考察してみたいと思います。
・「Navy SEALs 使用武器の考察 ①」(M4A1&MK18編)」へ
・「Navy SEALs 使用武器の考察 ②(M14&Mk14編)」へ
・別回「Navy SEALs 使用 スナイパーライフル編 ①」へ
☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。
2010年にSOCOMが正式に購入を決定しました「FN SCAR」
SEALsやMARSOCと言った海軍や海兵隊の運用ですと
・SCAR-L → MK16 MOD0
・SCAR-H → MK17 MOD0
との表記になります。
・SOCOM = Special Operations Command (特殊作戦軍)
・SCAR=Special operations forces Combat Assault Rifle(特殊部隊用戦闘アサルトライフル)
(上) MK17 MOD0 (SCAR-H) = 7.62x51mm NATO弾 使用
(下) MK16 MOD0 (SCAR-L) = 5.56x45mm NATO弾 使用
米軍の次期アサルトライフルとして「SCAR」採用はすべてキャンセルとなりましたが、整備性が良く劣悪環境に強い事と軽量な本体で7.62mmを運用出来る利点から、特殊部隊は2011年に「SCAR」の追加発注をしていますが殆どMK17との事です。
ミラマー航空ショーで展示されたSEALsの「MK16 MOD0」 (SCAR-L)
・「第75レンジャー連隊FN SCARについての考察」へ←SCARについては、こちらで考察しておりますので宜しかったらどうぞ
NAVY SEALsの本拠地があるサンディエゴにて撮られたと言われる写真より
(右側2丁はMK17 MOD0 (SCAR-H))
展示品として「MK16 MOD0」 (SCAR-L)をSEALsが使用しているのは確認できますが実戦でのMK16使用例は少なく、どちらかと言うとSEALsは重たかった「MK14 EBR」の代わりとして同じ7.62mm弾を使用するMK17 MOD0 (SCAR-H)を運用している傾向が見られます。
「MK14 EBR」が5.1kgとM4の約2倍の重さがあるのに対し、「MK17 MOD0」のスタンダードサイズで約3,5kgの重さになります。
「MK17 MOD0」SEALs使用例
2010年以降はMk14 EBRでは無くMK17の使用例が圧倒的に多く感じます。
2008年頃よりマークスマンでの運用を目的としてテストを開始された 「MK17 SPR」が、特殊目的ライフルとしての位置づけから名称が変更された「MK17 SSR」
・SPR = Special Purpose Rifle
・SSR = Sniper Support Rifle
2009年にSEALsがテストを開始したと言われる「MK17 SSR」(プロトタイプ)
「Mk17 Mod0」(SCAR-H)との部品共有率は約60%ですが、拡張されたアルミニウム合金アッパーレシーバー、専用に延長されたバレルと強化されたトリガーを使用しています。
2009年後期からはストックが微調整可能なチークピース付き折りたたみストックになり
2010年には「MK17 SSR」はテストを終え「MK20 SSR」へと改名されました
「2010年撮影」
「2013年」FN Herstal社の公式写真より
2012年4月アフガニスタンのガライ村近くに陣取るSEALs より
狙撃に偏った運用とアトック形状やグリップから「MK17 SSR」と推測
もしくはMK17MOD0のグリップを交換してあるだけ
しかもこの人SEALsでなくDEA FASTのBRAVOチームですねw
詳細不明
「MK20」と「MK14 EBR」が並んだ珍しい1枚
SEALsの所持品に確認できる「MK20」
「FN40GL-S」
専用のMIL-STD 1913マウントレールを使用して、スタンドアローンのグレネードランチャーとしての運用例
・「MARSOC(マリーン・レイダース)使用武器の考察 ①」へ←詳しくはこちらへどうぞ
こちらもサンディエゴの基地にて撮影されたと言われる写真より
一応「MK13 MOD0」としてSCARなどに装着可能ですが、運用例をあまり見かけないですね
一般での名称はFN 「EGLM」
EGML=Ergonomic Grenade Launching Module
今日はここまで
・前回「Navy SEALs 使用武器の考察 ②」へ
・次回「Navy SEALs 使用武器の考察 ④」へ
SEALsやMARSOCと言った海軍や海兵隊の運用ですと
・SCAR-L → MK16 MOD0
・SCAR-H → MK17 MOD0
との表記になります。
・SOCOM = Special Operations Command (特殊作戦軍)
・SCAR=Special operations forces Combat Assault Rifle(特殊部隊用戦闘アサルトライフル)
(上) MK17 MOD0 (SCAR-H) = 7.62x51mm NATO弾 使用
(下) MK16 MOD0 (SCAR-L) = 5.56x45mm NATO弾 使用
米軍の次期アサルトライフルとして「SCAR」採用はすべてキャンセルとなりましたが、整備性が良く劣悪環境に強い事と軽量な本体で7.62mmを運用出来る利点から、特殊部隊は2011年に「SCAR」の追加発注をしていますが殆どMK17との事です。
ミラマー航空ショーで展示されたSEALsの「MK16 MOD0」 (SCAR-L)
・「第75レンジャー連隊FN SCARについての考察」へ←SCARについては、こちらで考察しておりますので宜しかったらどうぞ
NAVY SEALsの本拠地があるサンディエゴにて撮られたと言われる写真より
(右側2丁はMK17 MOD0 (SCAR-H))
展示品として「MK16 MOD0」 (SCAR-L)をSEALsが使用しているのは確認できますが実戦でのMK16使用例は少なく、どちらかと言うとSEALsは重たかった「MK14 EBR」の代わりとして同じ7.62mm弾を使用するMK17 MOD0 (SCAR-H)を運用している傾向が見られます。
「MK14 EBR」が5.1kgとM4の約2倍の重さがあるのに対し、「MK17 MOD0」のスタンダードサイズで約3,5kgの重さになります。
「MK17 MOD0」SEALs使用例
2010年以降はMk14 EBRでは無くMK17の使用例が圧倒的に多く感じます。
2008年頃よりマークスマンでの運用を目的としてテストを開始された 「MK17 SPR」が、特殊目的ライフルとしての位置づけから名称が変更された「MK17 SSR」
・SPR = Special Purpose Rifle
・SSR = Sniper Support Rifle
2009年にSEALsがテストを開始したと言われる「MK17 SSR」(プロトタイプ)
「Mk17 Mod0」(SCAR-H)との部品共有率は約60%ですが、拡張されたアルミニウム合金アッパーレシーバー、専用に延長されたバレルと強化されたトリガーを使用しています。
2009年後期からはストックが微調整可能なチークピース付き折りたたみストックになり
2010年には「MK17 SSR」はテストを終え「MK20 SSR」へと改名されました
「2010年撮影」
「2013年」FN Herstal社の公式写真より
2012年4月アフガニスタンのガライ村近くに陣取るSEALs より
狙撃に偏った運用とアトック形状やグリップから「MK17 SSR」と推測
もしくはMK17MOD0のグリップを交換してあるだけ
しかもこの人SEALsでなくDEA FASTのBRAVOチームですねw
詳細不明
「MK20」と「MK14 EBR」が並んだ珍しい1枚
SEALsの所持品に確認できる「MK20」
「FN40GL-S」
専用のMIL-STD 1913マウントレールを使用して、スタンドアローンのグレネードランチャーとしての運用例
・「MARSOC(マリーン・レイダース)使用武器の考察 ①」へ←詳しくはこちらへどうぞ
こちらもサンディエゴの基地にて撮影されたと言われる写真より
一応「MK13 MOD0」としてSCARなどに装着可能ですが、運用例をあまり見かけないですね
一般での名称はFN 「EGLM」
EGML=Ergonomic Grenade Launching Module
今日はここまで
・前回「Navy SEALs 使用武器の考察 ②」へ
・次回「Navy SEALs 使用武器の考察 ④」へ
Posted by ロマン at 16:16
│■Navy SEALs (ネイビーシールズ)│銃器
この記事へのコメント
こんばんは。
最近SCAR-Hの使用例が増えてきたのはなにより重さだったんですね。
空軍でも使われているのでひとつ欲しいんですよねー。
Mk20、先のHR2014でCCTが使っていました。
SSRをベースにストックを自作したようなんですが、その完成度は鳥肌ものでしたね!
最近SCAR-Hの使用例が増えてきたのはなにより重さだったんですね。
空軍でも使われているのでひとつ欲しいんですよねー。
Mk20、先のHR2014でCCTが使っていました。
SSRをベースにストックを自作したようなんですが、その完成度は鳥肌ものでしたね!
Posted by OKyou-MET3 at 2014年12月16日 21:09
OKyou-MET3様
コメントありがとうございます
やはり戦闘地域が広大になってから7.62mmを始めとする、口径の大きい銃を使用している部隊が多いですね
装備自体も軽量化に目を向けられている近年、銃本体の軽さも考慮しているように思えます。
HR2014のSSR他の方のブログで拝見しました
愛を感じますw
コメントありがとうございます
やはり戦闘地域が広大になってから7.62mmを始めとする、口径の大きい銃を使用している部隊が多いですね
装備自体も軽量化に目を向けられている近年、銃本体の軽さも考慮しているように思えます。
HR2014のSSR他の方のブログで拝見しました
愛を感じますw
Posted by ロマン at 2014年12月16日 21:15
お久しぶりで、更新がおそいながらもいつも拝見しています。
実はSEALのMK17は隊員個人でM110のマガジンが併用できるように、ローアーを変更しているという情報を入手して自分のできる範囲で調べてみたのですが、どうやらやっているぽいです。
http://www.defensereview.com/midwest-industries-mi-scar-rail-extension-for-the-fn-mk-16-and-fn-mk-17-scar-weapons-a-short-term-product-review/
そのレシーバーですが調べてみたら2社の製品に当たりました。
Stryker EnterprisesとHandl Defense
さらにくわしい情報をお持ちでしたら、コメントをください。
それでは
実はSEALのMK17は隊員個人でM110のマガジンが併用できるように、ローアーを変更しているという情報を入手して自分のできる範囲で調べてみたのですが、どうやらやっているぽいです。
http://www.defensereview.com/midwest-industries-mi-scar-rail-extension-for-the-fn-mk-16-and-fn-mk-17-scar-weapons-a-short-term-product-review/
そのレシーバーですが調べてみたら2社の製品に当たりました。
Stryker EnterprisesとHandl Defense
さらにくわしい情報をお持ちでしたら、コメントをください。
それでは
Posted by 海より陸(軍)派 at 2015年11月07日 01:44