2014年11月19日
Navy SEALs 使用BDUの考察 ①
皆様こんにちは
今回はNavy SEALsが使用するBDUについて考察してみたいと思います
☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。
画像は映画「ティアーズ・オブ・ザ・サン」より
今回はNavy SEALsが使用するBDUについて考察してみたいと思います
☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。
画像は映画「ティアーズ・オブ・ザ・サン」より
1962年にベトナムへ投入されたSEALチーム1より
「frogskin」
開発は1940年頃ですかね
第二次世界大戦時に使用されたアメリカ軍最初の「迷彩」で、世界大戦時に海兵隊が着ていた事から「USMC duckhunter」(USMCダックハンターカモ)との名称でも知られます。
ベトナム戦争初期のSEALで使用されていますが、第二次世界大戦の制服のポケットのカットや配置とベトナム戦争時の制服は異なっています。
1960年代に深いジャングルでの近接戦闘(森林戦)を目的として使用された「Tiger Stripe」
「Tiger Stripe」との言葉通り、寅模様に似ている事からとアメリカ軍が名付けました。
元はフランス軍のリザードパターン(TAP47)から派生した迷彩らしいのですが開発者は不明
リザードパターンの開発は1940年後期
細かく言いますと第1次インドシナ戦争でフランス軍の空挺部隊が使用した迷彩です
その後フランス軍の残していったリザード迷彩を南ベトナム政府軍が使用しましたが、在庫不足の為現地生産を行い作ったリザード・パターン迷彩の派生品がタイガーストライプの元祖です
当時アメリカ陸軍から軍事顧問として派遣されていた「グリーン・ベレー」や「レンジャー部隊」などから援助を受けていたベトナム共和国陸軍ARVNレンジャー(ARVN Rangers)の制服でしたが、南ベトナムUSMAAG顧問の「ARVN」が米国の記章とベトナム軍の隊員の戦闘服を着用することを許可した事により、アメリカの特殊部隊がカスタムして着用しました。
※グリーンベレーやLRRPs、シールズなどの特殊部隊に着用が見られましたが、ARVNの制服は殆どアメリカ人には小さすぎており、その為数多くのパターンでカスタムされた制服が出回った為に、アメリカ軍公式の制服にはなっていないとの事です
・LRRPs = Long-range reconnaissance patrols (長距離偵察パトロール)
「ERDL」パターン
・ERDL = Engineer Research & Development Laboratories (アメリカ陸軍技術研究開発試験所)
2枚目の写真は1967年撮影
1948年アメリカ陸軍技術研究開発試験所(ERDL)によって開発されたカモフラージュパターンですが、実際軍に採用されたのは1967年頃です。
ベトナム戦にて使用されましたが、SEALsやグリーンベレと言った一部の特殊部隊へ優先的に支給されていました。
そして1981年に開発された「WoodLand」BDU
アフガニスタン現地軍と共に活動する部隊が主に使用し、アメリカ軍だとテロリストにばれないようにします。
写真はMARSOCに見えますがSEALs隊員らしいです・・・
「チーム4」
中東エリアで活動するSEALチームもジャングルでの戦闘時に使用します。
※最後の写真は個人的趣味から、映画「ティアーズ・オブ・ザ・サン」のSEALs隊員より
・「BDUについての考察」へ←宜しければどうぞ
「余談」
本物のSEALs隊員達が出演する、映画「act of valor」をご覧になりましたでしょうか?
彼らSEALs隊員が「非戦闘時」に着用しているのがウッドランドBDUでしたね(インタビュー時も)
これは現在主流であるCRYE社の「 AOR1」や「 AOR2」が500ドル(約6万円)のシャツに600ドル(約7万円)のズボンと非常に高価な為、戦闘時以外は着用しない為です
※因みに日本で入手するともっと高くなります
ウッドランドBDUは現在でも制服として着用されており、特殊部隊ではカスタムされて使用されるなど現役です
画像は関係ないのですが、再び映画の「ティアーズ・オブ・ザ・サン」のSEALs隊員からです
長くなる為次回に続きます
今日はここまで
・次回「Navy SEALs 使用BDUの考察 ②」へ
「おまけ?」
※非道な場面がありますので閲覧注意
「frogskin」
開発は1940年頃ですかね
第二次世界大戦時に使用されたアメリカ軍最初の「迷彩」で、世界大戦時に海兵隊が着ていた事から「USMC duckhunter」(USMCダックハンターカモ)との名称でも知られます。
ベトナム戦争初期のSEALで使用されていますが、第二次世界大戦の制服のポケットのカットや配置とベトナム戦争時の制服は異なっています。
1960年代に深いジャングルでの近接戦闘(森林戦)を目的として使用された「Tiger Stripe」
「Tiger Stripe」との言葉通り、寅模様に似ている事からとアメリカ軍が名付けました。
元はフランス軍のリザードパターン(TAP47)から派生した迷彩らしいのですが開発者は不明
リザードパターンの開発は1940年後期
細かく言いますと第1次インドシナ戦争でフランス軍の空挺部隊が使用した迷彩です
その後フランス軍の残していったリザード迷彩を南ベトナム政府軍が使用しましたが、在庫不足の為現地生産を行い作ったリザード・パターン迷彩の派生品がタイガーストライプの元祖です
当時アメリカ陸軍から軍事顧問として派遣されていた「グリーン・ベレー」や「レンジャー部隊」などから援助を受けていたベトナム共和国陸軍ARVNレンジャー(ARVN Rangers)の制服でしたが、南ベトナムUSMAAG顧問の「ARVN」が米国の記章とベトナム軍の隊員の戦闘服を着用することを許可した事により、アメリカの特殊部隊がカスタムして着用しました。
※グリーンベレーやLRRPs、シールズなどの特殊部隊に着用が見られましたが、ARVNの制服は殆どアメリカ人には小さすぎており、その為数多くのパターンでカスタムされた制服が出回った為に、アメリカ軍公式の制服にはなっていないとの事です
・LRRPs = Long-range reconnaissance patrols (長距離偵察パトロール)
「ERDL」パターン
・ERDL = Engineer Research & Development Laboratories (アメリカ陸軍技術研究開発試験所)
2枚目の写真は1967年撮影
1948年アメリカ陸軍技術研究開発試験所(ERDL)によって開発されたカモフラージュパターンですが、実際軍に採用されたのは1967年頃です。
ベトナム戦にて使用されましたが、SEALsやグリーンベレと言った一部の特殊部隊へ優先的に支給されていました。
そして1981年に開発された「WoodLand」BDU
アフガニスタン現地軍と共に活動する部隊が主に使用し、アメリカ軍だとテロリストにばれないようにします。
写真はMARSOCに見えますがSEALs隊員らしいです・・・
「チーム4」
中東エリアで活動するSEALチームもジャングルでの戦闘時に使用します。
※最後の写真は個人的趣味から、映画「ティアーズ・オブ・ザ・サン」のSEALs隊員より
・「BDUについての考察」へ←宜しければどうぞ
「余談」
本物のSEALs隊員達が出演する、映画「act of valor」をご覧になりましたでしょうか?
彼らSEALs隊員が「非戦闘時」に着用しているのがウッドランドBDUでしたね(インタビュー時も)
これは現在主流であるCRYE社の「 AOR1」や「 AOR2」が500ドル(約6万円)のシャツに600ドル(約7万円)のズボンと非常に高価な為、戦闘時以外は着用しない為です
※因みに日本で入手するともっと高くなります
ウッドランドBDUは現在でも制服として着用されており、特殊部隊ではカスタムされて使用されるなど現役です
画像は関係ないのですが、再び映画の「ティアーズ・オブ・ザ・サン」のSEALs隊員からです
長くなる為次回に続きます
今日はここまで
・次回「Navy SEALs 使用BDUの考察 ②」へ
「おまけ?」
※非道な場面がありますので閲覧注意
Posted by ロマン at 00:01
│■Navy SEALs (ネイビーシールズ)│装備
この記事へのコメント
質問なのですが、2015年現在でもsealsでウッドランドは現役なのですか?
Posted by ゆすけ at 2015年05月18日 01:00
ゆすけ様
ウッドランドはSEALsに限らず現在でもバリバリ現役です
中東エリア担当のSEALs隊員達や非戦闘時に着てたりします
ただ情勢的に最近のSEALsの写真が全く出なくなりましたね・・・
(出ても問題ありますがw)
3Cですらまだ着てますからね・・・
ウッドランドはSEALsに限らず現在でもバリバリ現役です
中東エリア担当のSEALs隊員達や非戦闘時に着てたりします
ただ情勢的に最近のSEALsの写真が全く出なくなりましたね・・・
(出ても問題ありますがw)
3Cですらまだ着てますからね・・・
Posted by ロマン at 2015年05月18日 01:16