2014年11月22日
Navy SEALs 使用BDUの考察 ②
皆様こんにちは
前回に続きNavy SEALsが使用するBDUについて考察してみたいと思います
・前回「Navy SEALs 使用BDUの考察 ①」へ
☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。
前回に続きNavy SEALsが使用するBDUについて考察してみたいと思います
・前回「Navy SEALs 使用BDUの考察 ①」へ
☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。
ウッドランドBDUと同時期の1981年に開発され、砂漠地域に投入された「6C」DBDU
・6C = 6カラー
・DBDU = Desert Battle Dress Uniform
但し6Cに使用される暗い色合いが砂漠に合わず熱も持つ為、すぐに使用されなくなりました
見た目から「チョコチップ」との愛称があります
1990年代には6Cの改良型である「3C」DCUを使用
・3C = 3カラー
・DCU = Desert Camouflage Uniform
「チーム2」
「チーム3」
「チーム5」2004年撮影
同じく「チーム5」
「チーム8」1998年撮影
Operation Red Wingsに参加した「チーム10」より
左より(故)「Matthew G. Axelson」, (故)「Daniel R. Healy」, (故)「James Suh」, 生存された「Marcus Luttrell」氏, (故)「Eric S. Patton」, (故)「Michael P. Murphy」
「6C」の指摘から1990年に改良された砂漠用迷彩服で、こちらも見た目から「コーヒーステイン」(コーヒーの染み)と言った愛称があります
西アジアなど砂漠や山岳地域を担当するSEALチームが主に使用します
ちょっと珍しかった1枚
SEALの隊員らしいのですが、おそらく個人オーダーしたカスタムDCU
袖の縫い方が特徴ありますね
SEALsのデザートカラーが定着しているのか日本では全く見かけない「UCP」使用のSEALs
・「UCP」(Universal Camouflage Pattern)万能迷彩パターン
「チーム3」
2004年にアメリカ陸軍が「UCP」を正式採用し、当時の特殊部隊にも優先的に使用されました。
・「アメリカ陸・空軍迷彩服についての考察」へ←UCPについてはこちらへどうぞ
因みにUCP参考写真の隊員は2006年9月29日イラクのラマディにて戦死された「マイケル・A・モンスーア」氏です。
当時26歳
当時SEALチーム3とイラク軍が合同で行った「市街地掃討作戦」の支援をするために偵察狙撃任務にて前線に潜伏していましたが、敵の武装勢力に潜伏場所を知られてしまい、狙撃活動用アジトの中に手榴弾を投げ込まれてしまいます。
手榴弾はモンスーア氏の胸に当たった後床に落ちましたが、モンスーア氏は何の躊躇もなく味方を守る為手榴弾に覆いかぶさったと言われています。(爆発まで数秒しか無く、少しでも躊躇していたら皆死んでいた筈と言われています)
その後手榴弾は爆発しモンスーア氏は重症を負い死亡、しかし他のSEAL隊員やイラク軍兵士は少しの怪我はありましたが命に別状はなく無事帰還
彼の勇気ある行動は9.11後の戦争では数人しかいない「名誉勲章受章者」の1人となり、軍はその功績を称え「ズムウォルト級ミサイル駆逐艦」の2番艦に彼の名前が与えられました。
ネタバレになるんで詳しく書きませんが、映画「act of valor」で最後に戦死したシーンってモンスーア氏の再現なのかな?って思いました。
テロリストとの戦闘が激化しIEDが増加した為、2007年に急遽支給されたノーメックス(難燃性)のユニフォーム「CWU-27/P フライトスーツ」
・IED = Improvised Explosive Device (即席爆発装置)
「CWU-27/P フライトスーツ」
USS (空母)で射撃訓練中のSEAL「チーム2」
・USS = United States Ship 海軍保有の艦名に付くプリフィクス・コード(接頭辞)です。
砂漠の嵐作戦時にて給油艦「ジョシュア・ハンフリーズ」での「チーム8」隊員
・「米軍コンバットシャツについての考察」←ノーメックスについてはこちらへどうぞ
もう少し続く為今日はここまで
・前回「Navy SEALs 使用BDUの考察 ①」へ
・次回「Navy SEALs 使用BDUの考察 ③」へ
映画「ローン・サバイバー」にて俳優のテイラー・キッチュが演じた(故)マイケル・パトリック・マーフィー大尉
※右側がご本人です
Operation Red Wingsにおいて100名前後のタリバン兵と交戦し、攻撃を受けながらも仲間を生還させるために戦死をされる最後の最期まで奮闘した功績から名誉勲章を受章し、アメリカ海軍のミサイル駆逐艦である「アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦」の62番艦に「USS Michael Murphy」との名前が与えられています。
・6C = 6カラー
・DBDU = Desert Battle Dress Uniform
但し6Cに使用される暗い色合いが砂漠に合わず熱も持つ為、すぐに使用されなくなりました
見た目から「チョコチップ」との愛称があります
1990年代には6Cの改良型である「3C」DCUを使用
・3C = 3カラー
・DCU = Desert Camouflage Uniform
「チーム2」
「チーム3」
「チーム5」2004年撮影
同じく「チーム5」
「チーム8」1998年撮影
Operation Red Wingsに参加した「チーム10」より
左より(故)「Matthew G. Axelson」, (故)「Daniel R. Healy」, (故)「James Suh」, 生存された「Marcus Luttrell」氏, (故)「Eric S. Patton」, (故)「Michael P. Murphy」
「6C」の指摘から1990年に改良された砂漠用迷彩服で、こちらも見た目から「コーヒーステイン」(コーヒーの染み)と言った愛称があります
西アジアなど砂漠や山岳地域を担当するSEALチームが主に使用します
ちょっと珍しかった1枚
SEALの隊員らしいのですが、おそらく個人オーダーしたカスタムDCU
袖の縫い方が特徴ありますね
SEALsのデザートカラーが定着しているのか日本では全く見かけない「UCP」使用のSEALs
・「UCP」(Universal Camouflage Pattern)万能迷彩パターン
「チーム3」
2004年にアメリカ陸軍が「UCP」を正式採用し、当時の特殊部隊にも優先的に使用されました。
・「アメリカ陸・空軍迷彩服についての考察」へ←UCPについてはこちらへどうぞ
因みにUCP参考写真の隊員は2006年9月29日イラクのラマディにて戦死された「マイケル・A・モンスーア」氏です。
当時26歳
当時SEALチーム3とイラク軍が合同で行った「市街地掃討作戦」の支援をするために偵察狙撃任務にて前線に潜伏していましたが、敵の武装勢力に潜伏場所を知られてしまい、狙撃活動用アジトの中に手榴弾を投げ込まれてしまいます。
手榴弾はモンスーア氏の胸に当たった後床に落ちましたが、モンスーア氏は何の躊躇もなく味方を守る為手榴弾に覆いかぶさったと言われています。(爆発まで数秒しか無く、少しでも躊躇していたら皆死んでいた筈と言われています)
その後手榴弾は爆発しモンスーア氏は重症を負い死亡、しかし他のSEAL隊員やイラク軍兵士は少しの怪我はありましたが命に別状はなく無事帰還
彼の勇気ある行動は9.11後の戦争では数人しかいない「名誉勲章受章者」の1人となり、軍はその功績を称え「ズムウォルト級ミサイル駆逐艦」の2番艦に彼の名前が与えられました。
ネタバレになるんで詳しく書きませんが、映画「act of valor」で最後に戦死したシーンってモンスーア氏の再現なのかな?って思いました。
テロリストとの戦闘が激化しIEDが増加した為、2007年に急遽支給されたノーメックス(難燃性)のユニフォーム「CWU-27/P フライトスーツ」
・IED = Improvised Explosive Device (即席爆発装置)
「CWU-27/P フライトスーツ」
USS (空母)で射撃訓練中のSEAL「チーム2」
・USS = United States Ship 海軍保有の艦名に付くプリフィクス・コード(接頭辞)です。
砂漠の嵐作戦時にて給油艦「ジョシュア・ハンフリーズ」での「チーム8」隊員
・「米軍コンバットシャツについての考察」←ノーメックスについてはこちらへどうぞ
もう少し続く為今日はここまで
・前回「Navy SEALs 使用BDUの考察 ①」へ
・次回「Navy SEALs 使用BDUの考察 ③」へ
映画「ローン・サバイバー」にて俳優のテイラー・キッチュが演じた(故)マイケル・パトリック・マーフィー大尉
※右側がご本人です
Operation Red Wingsにおいて100名前後のタリバン兵と交戦し、攻撃を受けながらも仲間を生還させるために戦死をされる最後の最期まで奮闘した功績から名誉勲章を受章し、アメリカ海軍のミサイル駆逐艦である「アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦」の62番艦に「USS Michael Murphy」との名前が与えられています。
Posted by ロマン at 21:38
│■Navy SEALs (ネイビーシールズ)│装備
この記事へのコメント
こんばんは。
様々な作戦地域に展開する特殊部隊はこれまた様々なBDUを着用しますよねー。
年代でもアリ・ナシがありますからこだわりや設定を反映させる重要なものですよね。
CWU-27P、夏はクソ暑いですがスタイリングは好きですw
様々な作戦地域に展開する特殊部隊はこれまた様々なBDUを着用しますよねー。
年代でもアリ・ナシがありますからこだわりや設定を反映させる重要なものですよね。
CWU-27P、夏はクソ暑いですがスタイリングは好きですw
Posted by OKyou-MET3 at 2014年11月22日 21:54
OKyou-MET3様
こんばんは
CWU-27P着た事ありませんが少し興味があります
確かに暑そうですねW
こんばんは
CWU-27P着た事ありませんが少し興味があります
確かに暑そうですねW
Posted by ロマン at 2014年11月22日 21:58
チーム10の写真は「ローンサバイバー」に載っていた写真?(アメリカ版)
Posted by 大根 at 2014年11月23日 01:17
大根様
「ローンサバイバー」に載っていた写真は「オペレーション・レッドウィング」に参加した隊員達を生前に撮ったものです。
唯一の生存者であるマーカス・ラトレル二等兵曹も映画のエンディングで流れたチームの写真に感動されたそうですよ・・・
「ローンサバイバー」に載っていた写真は「オペレーション・レッドウィング」に参加した隊員達を生前に撮ったものです。
唯一の生存者であるマーカス・ラトレル二等兵曹も映画のエンディングで流れたチームの写真に感動されたそうですよ・・・
Posted by ロマン at 2014年11月23日 01:37