2015年07月15日
Navy SEALs 使用武器の考察 ⑭ (サイドアーム編 ②)
皆様こんにちは
前回に続きNavy SEALs が使用する武器について考察してみたいと思います。
・前回 「Navy SEALs 使用武器の考察 ⑬ (サイドアーム編 ①)」へ
・初回「Navy SEALs 使用武器の考察 ①」へ
・別回「Navy SEALs 使用 スナイパーライフル編 ①」へ
☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。
画像は映画「ローン・サバイバー」より

前回に続きNavy SEALs が使用する武器について考察してみたいと思います。
・前回 「Navy SEALs 使用武器の考察 ⑬ (サイドアーム編 ①)」へ
・初回「Navy SEALs 使用武器の考察 ①」へ
・別回「Navy SEALs 使用 スナイパーライフル編 ①」へ
☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。
画像は映画「ローン・サバイバー」より

1980年頃から開発が始まり、1983年には「Pi80」の名称でオーストリア軍の制式拳銃として採用
その後民間用のモデルとして1985年にアメリカで販売が開始されたオーストリアGlock社の「Glock 17」より
「Glock 17」

Glockは会社名ですが「17」については
・「当時では多い17発の装弾数をアピールする為」との説
・「Glockを製作するのに獲得した特許の数が17件だった」説
・「Glock社の17番目の製品である」など諸説あり
因みにGlockシリーズはGlock17が最初のモデルです
1985年とM9やSIG P226が米軍正式採用トライアルで争っている中登場した「Glock17」
当時はまだ珍しかった「ポリマー2」と呼ばれるプラスチックのような材質で形成されており、セルシウス度である-200℃でも殆ど変質しないと言われており、プラスチックよりも柔らかいながらも強度があります


元来Glock社は樹脂成形や金属プレス成形を請け負っていた会社であり、ナイフのケースや手榴弾の外側を生産こそすれど、銃の製造とは無縁の会社でした
設計者のガストン・グロック氏は射撃が趣味だった為Glockの開発をされましたが、銃器生産に携わらなかった事から今までの機構や設計に捕らわれない設計が行えたそうです

しかし、ポリマー素材が珍しいと書きましたがGlock以前にもポリマー素材の銃は開発されていました
民間や一部の軍事関係者は前衛過ぎるデザインと、鉄だった銃からプラスチックとなった銃は当時全く受け入れて貰えず非難されました
(デルタを始めとする特殊部隊は非難せず、Glockの利点に気が付き一部が使用してます)
「Glockが人気になった理由」
言わずもがな、1990年に放映された映画「ダイハード2」で大いに間違って流れた情報ですね

テロリストが使用した銃に対して
「その手荷物ドロがグロック7なんか持ってたんだぜ!?」
「旧ドイツ製でX線にも写らないシロモノだ。アンタの給料全部投げ出しても買えないね!」
っと突っ込みどころ満載なセリフにも関わらず、プラスチックを多様した事から「X線に写らない」という誤報で溢れたそうで・・・
※現在ではフレーム内へ金属版入れたり、鉄粉入れたりと更に対策されてます
当時映画を見て知識の無かった私が「銃の内部は金属でしょ?」ってクソ親父に言ったら「(X線に)写らねぇんだよ!」って怒鳴られたのは、ぶん殴りたい美しき思い出です
Glock社自体はトライアルに名乗りも上げていませんが、特殊部隊では使用したとの噂がありますね
① 実は1985年より少し早くGlock17を調達しており、当時ポリマーフレーム率の高さ(おもちゃの様に所持できる銃)からGlockを使用したテロ行為を警戒し、アメリカ軍一部の特殊部隊にしか使用許可が下りなかった説
(実際Glock17の発売された1985年より1年前の1984年にはSEALsがテストを終えたとの話も有り)
② Glockの安全装置がトリガーに設置された「トリガーセーフティー」機能(引き金を引かない限り撃てない)システムが軍に受け入れられなかった為、使用しなかった説
(この辺はP226がセーフティーの問題でM9に負けた理由に似てますが、個人的にはSEALsがセーフティを気にすると思えないので、信憑性が低いと思っています)
※Glockは発売当時、前衛的な素材やデザインに批判殺到でしたがSEALsはデザインを気にした様な話は聞かないですね
今まで使用してきたサイドアームも外見に拘っている様子皆無でしたからね・・・
SEALsは1990年からの「砂漠の嵐作戦」(湾岸戦争)よりGlockを使用したそうですが、証拠写真が見つからないので追々・・・
「.45 ACP弾」(45口径)を21世紀以降も使用する為M1911ピストルを近代化したデルタやMARSOCでも使用が見られるグロック17や19

グリーンベレーやDEVGRUでの使用例もあり、アメリカ陸軍・海軍・海兵隊・統合特殊作戦コマンド全般で使用が見られるなどアメリカ特殊作戦軍(USSOCOM)にて隊員達に選ばれており、最近ではGlockの使用も別段珍しくも無いってのが個人的な感想です
SIGや1911系に不満?があるなら使用してもOKではないでしょうか?
この変の内容で思い出した薀蓄を一つ
ラリー・ヴィッカース氏の師匠であるケン・ハッカーソン氏の言葉より
「Ken Hackathorn」

1970年代よりポリス・オフィサー(法執行官)を勤め、同1970年代より始まった「IPSC」の設立にも携わりました
・IPSC = International Practical Shooting Confedrration (国際実用射撃連盟)
その後はウィルソンコンバットにて1911系のカスタムを考案されたり、アメリカ陸軍特殊部隊・海兵隊・FBIなどに、M1911をはじめとする小火器を使用した効果的なCQB訓練などを行うインストラクターを務めておられます
数秒以内にターゲットへ数発打ち込むトレーニングにて
M1911系を使用する生徒が「9mmに比べ1911は弾数が少ないのでハンデが欲しい」との訴えに対し

ケン・ハッカーソン氏
「君たちは1911がマガジン内に8発しか入らないと理解して使用しているのだろう?」
「弾数が少なく9mmに劣るなら、リロードで補えば良い」
「M1911を使用するなら欠点も理解して使用しなくてはならない」
「それが出来ないならGlockへ持ち替えるべきだ」
だったかな?
昔の雑誌で読んだのでうろ覚えです。
申し訳ない・・・
しかし今でも覚えてる位に当時は感動しましたね
まぁケン・ハッカーソン氏も最初、Glockを見た時はおもちゃ見たいな銃で好きになれなかったそうですけどね

ヴィカーズ氏と共にその後、Glockの有用性に気が付き
「1911は優れたCQBウェポンだが様々な弱点も存在する、まずは8発のマガジンだ」
「もし私が明日紛争地帯に行かなければならない場合、持って行くのは多く装填出来るGlockだ」
とも仰られていましたね
もう4年位前の話ですが・・・
1980年代より北大西洋条約機構(NATO)の同盟国は、ライフルやサイドアームを5.56mmと9mmを標準化へ移行し始めます
丁度アメリカ軍は1978年頃より、アメリカ空軍が中心となって軍の軽火器総企画(JSSAP)にて、新型の拳銃を採用する検討を始めていました
・JSSAP = Joint Service Small Arms Program

ただ当時のトライアルに「9mmパラベラム弾を使用」「ダブルアクション」「ダブルカラム・マガジン使用」の条件を満たした銃で参加出来るメーカーは限られていたそうで・・・
そのトライアルに参加したのは「(アメリカ)コルト」・「(アメリカ)S&W」・「(スペイン)スター」・「(西ドイツ)H&K」・「(イタリア)ベレッタ」でした
その後空軍がトライアルした結果ではBeretta社の「M92S-1」が優れていると言う結果になりましたが、突然「M92S-1」の結果は白紙にされました。
「M92S-1」

トライアル試験はColt社の「M1911A1」に代わる拳銃として選ぶと変更されたそうで、アメリカ製以外が選ばれた為不服としたとの噂も・・・
他、M92S-1のアメリカ空軍でのトライアル結果内に「錆び易い」、「暴発の危険あり」とされたそうで、アルミ製のベレッタが錆びやすい事も無いなど不満はあったそうですがBeretta社は「M92S-1」を「M92SB」に改良
「M92SB」(イタリア軍やCarabinieri(国家憲兵)が採用してます

その後1981年にAMCはアメリカ軍の次期制式拳銃に対する要求スペック「XM9プログラム」を各ガン・メーカーに開示しました。
・AMC = Armament Material Readiness Command (US ARMY)
「XM9プログラム」(一部)
9mm×19 (9mm Parabellum)を使用
全長が8.7inch (約221mm) 以下である事
全高が5.8inch (約147mm) 以下である事
重量が2.77lbs.(約1.26kg) 以下である事
チャンバー及び銃身の内径(ボア)の処理方法 がハードクローム・プレーティッド(メッキ)である事
ライフリング・ツイストは1-20” 以下である事
Beretta社は更に「M92SB」を「M92SB-F」(M92FS)へ改良し2次トライアルへ参加
SIGのP226と最後まで競い、古くなったCOLT M1911(ガバメント)に代わり1986年より「M9」がアメリカ軍の制式採用拳銃となりました。
実際のネームは「Beretta 92」でBerettaは社名な為、名称は「92」だけ
90シリーズの2番目で「92」
軍での型式名が「M9」です

COLT M1911の時に述べた様にSEALs内の事故からSEALsがM9を切り捨てSIG P226を採用する1988年までは一応SEALsもM9を使用してます
その後M9も改良が行われており2006年には45万丁が追加調達され、現在でも米軍正式採用銃となっています
SEALsが使用したとされるM9

ベン・フォスターが演じる、映画「ローン・サバイバー」のマシュー・アクセルソン二等兵曹がM9を使用していましたね・・・

しかし実際使用されていたのは「SIG P226」であり、ハリウッド程の小道具係りがP226のプロップガンを用意出来ない訳もない筈です
噂ですと、ベレッタ社が映画のプロデューサーに「自主規制」を「自主規制」たとか・・・
同社のウェブサイト上に「ローン・サバイバーでベレッタが使用されました」とも書いたそうで、歴史的悲劇に痛感している人やSEALsファンから怒りの声があがっていたりしてます
同じくテイラー・キッチュが演じるマイケル・マーフィ大尉の不自然なM9の見せ方・・・

良く言えば「ドローし易い様に」
悪く言えば「見せ付けている」
M9は良い銃なんですけどね・・・
この辺は映画なんで、個人的には気にしません
因みに2011年のオサマ·ビン·「自主規制」の殺害後にSEALsを称える(?)ポスターでもSEALsとM9をコラボさせていたりします

全くSEALsに見えない謎の隊員「X」(エックス)w
この辺はエアガンの広告ポスターと一緒ですかね
なんか嫌な思い出美しい思い出を思い出した為か少し辛口でしたかね?
まだ続く為今日はここまで
・次回「Navy SEALs 使用武器の考察 ⑮ (サイドアーム編 ③)」へ
・前回 「Navy SEALs 使用武器の考察 ⑬ (サイドアーム編 ①)」へ
「おまけ」
個人的にツボだった画像

サイティングして撃ったら死にますねw
その後民間用のモデルとして1985年にアメリカで販売が開始されたオーストリアGlock社の「Glock 17」より
「Glock 17」

Glockは会社名ですが「17」については
・「当時では多い17発の装弾数をアピールする為」との説
・「Glockを製作するのに獲得した特許の数が17件だった」説
・「Glock社の17番目の製品である」など諸説あり
因みにGlockシリーズはGlock17が最初のモデルです
1985年とM9やSIG P226が米軍正式採用トライアルで争っている中登場した「Glock17」
当時はまだ珍しかった「ポリマー2」と呼ばれるプラスチックのような材質で形成されており、セルシウス度である-200℃でも殆ど変質しないと言われており、プラスチックよりも柔らかいながらも強度があります


元来Glock社は樹脂成形や金属プレス成形を請け負っていた会社であり、ナイフのケースや手榴弾の外側を生産こそすれど、銃の製造とは無縁の会社でした
設計者のガストン・グロック氏は射撃が趣味だった為Glockの開発をされましたが、銃器生産に携わらなかった事から今までの機構や設計に捕らわれない設計が行えたそうです

しかし、ポリマー素材が珍しいと書きましたがGlock以前にもポリマー素材の銃は開発されていました
民間や一部の軍事関係者は前衛過ぎるデザインと、鉄だった銃からプラスチックとなった銃は当時全く受け入れて貰えず非難されました
(デルタを始めとする特殊部隊は非難せず、Glockの利点に気が付き一部が使用してます)
「Glockが人気になった理由」
言わずもがな、1990年に放映された映画「ダイハード2」で大いに間違って流れた情報ですね

テロリストが使用した銃に対して
「その手荷物ドロがグロック7なんか持ってたんだぜ!?」
「旧ドイツ製でX線にも写らないシロモノだ。アンタの給料全部投げ出しても買えないね!」
っと突っ込みどころ満載なセリフにも関わらず、プラスチックを多様した事から「X線に写らない」という誤報で溢れたそうで・・・
※現在ではフレーム内へ金属版入れたり、鉄粉入れたりと更に対策されてます
当時映画を見て知識の無かった私が「銃の内部は金属でしょ?」って
Glock社自体はトライアルに名乗りも上げていませんが、特殊部隊では使用したとの噂がありますね
① 実は1985年より少し早くGlock17を調達しており、当時ポリマーフレーム率の高さ(おもちゃの様に所持できる銃)からGlockを使用したテロ行為を警戒し、アメリカ軍一部の特殊部隊にしか使用許可が下りなかった説
(実際Glock17の発売された1985年より1年前の1984年にはSEALsがテストを終えたとの話も有り)
② Glockの安全装置がトリガーに設置された「トリガーセーフティー」機能(引き金を引かない限り撃てない)システムが軍に受け入れられなかった為、使用しなかった説
(この辺はP226がセーフティーの問題でM9に負けた理由に似てますが、個人的にはSEALsがセーフティを気にすると思えないので、信憑性が低いと思っています)
※Glockは発売当時、前衛的な素材やデザインに批判殺到でしたがSEALsはデザインを気にした様な話は聞かないですね
今まで使用してきたサイドアームも外見に拘っている様子皆無でしたからね・・・
SEALsは1990年からの「砂漠の嵐作戦」(湾岸戦争)よりGlockを使用したそうですが、証拠写真が見つからないので追々・・・
「.45 ACP弾」(45口径)を21世紀以降も使用する為M1911ピストルを近代化したデルタやMARSOCでも使用が見られるグロック17や19

グリーンベレーやDEVGRUでの使用例もあり、アメリカ陸軍・海軍・海兵隊・統合特殊作戦コマンド全般で使用が見られるなどアメリカ特殊作戦軍(USSOCOM)にて隊員達に選ばれており、最近ではGlockの使用も別段珍しくも無いってのが個人的な感想です
SIGや1911系に不満?があるなら使用してもOKではないでしょうか?
この変の内容で思い出した薀蓄を一つ
ラリー・ヴィッカース氏の師匠であるケン・ハッカーソン氏の言葉より
「Ken Hackathorn」

1970年代よりポリス・オフィサー(法執行官)を勤め、同1970年代より始まった「IPSC」の設立にも携わりました
・IPSC = International Practical Shooting Confedrration (国際実用射撃連盟)
その後はウィルソンコンバットにて1911系のカスタムを考案されたり、アメリカ陸軍特殊部隊・海兵隊・FBIなどに、M1911をはじめとする小火器を使用した効果的なCQB訓練などを行うインストラクターを務めておられます
数秒以内にターゲットへ数発打ち込むトレーニングにて
M1911系を使用する生徒が「9mmに比べ1911は弾数が少ないのでハンデが欲しい」との訴えに対し

ケン・ハッカーソン氏
「君たちは1911がマガジン内に8発しか入らないと理解して使用しているのだろう?」
「弾数が少なく9mmに劣るなら、リロードで補えば良い」
「M1911を使用するなら欠点も理解して使用しなくてはならない」
「それが出来ないならGlockへ持ち替えるべきだ」
だったかな?
昔の雑誌で読んだのでうろ覚えです。
申し訳ない・・・
しかし今でも覚えてる位に当時は感動しましたね
まぁケン・ハッカーソン氏も最初、Glockを見た時はおもちゃ見たいな銃で好きになれなかったそうですけどね

ヴィカーズ氏と共にその後、Glockの有用性に気が付き
「1911は優れたCQBウェポンだが様々な弱点も存在する、まずは8発のマガジンだ」
「もし私が明日紛争地帯に行かなければならない場合、持って行くのは多く装填出来るGlockだ」
とも仰られていましたね
もう4年位前の話ですが・・・
1980年代より北大西洋条約機構(NATO)の同盟国は、ライフルやサイドアームを5.56mmと9mmを標準化へ移行し始めます
丁度アメリカ軍は1978年頃より、アメリカ空軍が中心となって軍の軽火器総企画(JSSAP)にて、新型の拳銃を採用する検討を始めていました
・JSSAP = Joint Service Small Arms Program

ただ当時のトライアルに「9mmパラベラム弾を使用」「ダブルアクション」「ダブルカラム・マガジン使用」の条件を満たした銃で参加出来るメーカーは限られていたそうで・・・
そのトライアルに参加したのは「(アメリカ)コルト」・「(アメリカ)S&W」・「(スペイン)スター」・「(西ドイツ)H&K」・「(イタリア)ベレッタ」でした
その後空軍がトライアルした結果ではBeretta社の「M92S-1」が優れていると言う結果になりましたが、突然「M92S-1」の結果は白紙にされました。
「M92S-1」

トライアル試験はColt社の「M1911A1」に代わる拳銃として選ぶと変更されたそうで、アメリカ製以外が選ばれた為不服としたとの噂も・・・
他、M92S-1のアメリカ空軍でのトライアル結果内に「錆び易い」、「暴発の危険あり」とされたそうで、アルミ製のベレッタが錆びやすい事も無いなど不満はあったそうですがBeretta社は「M92S-1」を「M92SB」に改良
「M92SB」(イタリア軍やCarabinieri(国家憲兵)が採用してます

その後1981年にAMCはアメリカ軍の次期制式拳銃に対する要求スペック「XM9プログラム」を各ガン・メーカーに開示しました。
・AMC = Armament Material Readiness Command (US ARMY)
「XM9プログラム」(一部)
9mm×19 (9mm Parabellum)を使用
全長が8.7inch (約221mm) 以下である事
全高が5.8inch (約147mm) 以下である事
重量が2.77lbs.(約1.26kg) 以下である事
チャンバー及び銃身の内径(ボア)の処理方法 がハードクローム・プレーティッド(メッキ)である事
ライフリング・ツイストは1-20” 以下である事
Beretta社は更に「M92SB」を「M92SB-F」(M92FS)へ改良し2次トライアルへ参加
SIGのP226と最後まで競い、古くなったCOLT M1911(ガバメント)に代わり1986年より「M9」がアメリカ軍の制式採用拳銃となりました。
実際のネームは「Beretta 92」でBerettaは社名な為、名称は「92」だけ
90シリーズの2番目で「92」
軍での型式名が「M9」です

COLT M1911の時に述べた様にSEALs内の事故からSEALsがM9を切り捨てSIG P226を採用する1988年までは一応SEALsもM9を使用してます
その後M9も改良が行われており2006年には45万丁が追加調達され、現在でも米軍正式採用銃となっています
SEALsが使用したとされるM9

ベン・フォスターが演じる、映画「ローン・サバイバー」のマシュー・アクセルソン二等兵曹がM9を使用していましたね・・・

しかし実際使用されていたのは「SIG P226」であり、ハリウッド程の小道具係りがP226のプロップガンを用意出来ない訳もない筈です
噂ですと、ベレッタ社が映画のプロデューサーに「自主規制」を「自主規制」たとか・・・
同社のウェブサイト上に「ローン・サバイバーでベレッタが使用されました」とも書いたそうで、歴史的悲劇に痛感している人やSEALsファンから怒りの声があがっていたりしてます
同じくテイラー・キッチュが演じるマイケル・マーフィ大尉の不自然なM9の見せ方・・・

良く言えば「ドローし易い様に」
悪く言えば「見せ付けている」
M9は良い銃なんですけどね・・・
この辺は映画なんで、個人的には気にしません
因みに2011年のオサマ·ビン·「自主規制」の殺害後にSEALsを称える(?)ポスターでもSEALsとM9をコラボさせていたりします

全くSEALsに見えない謎の隊員「X」(エックス)w
なんか
まだ続く為今日はここまで
・次回「Navy SEALs 使用武器の考察 ⑮ (サイドアーム編 ③)」へ
・前回 「Navy SEALs 使用武器の考察 ⑬ (サイドアーム編 ①)」へ
「おまけ」
個人的にツボだった画像

サイティングして撃ったら死にますねw
Posted by ロマン at 21:28
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