2014年06月16日

米軍Mk48についての考察

皆様こんにちは



今回は米軍Mk48について考察してみたいと思います



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米軍Mk48についての考察




「Mk48」

米軍Mk48についての考察

アメリカ特殊作戦軍(USSOCOM)の要求にて開発されたモデルで、ぱっと見「M249」と同じに見えますが「Mk43」の派生型で7.62x51mm NATO弾を使用します。






機関銃分類は軽量機関銃「LWMG」(Light Weight Machine Gun)に分類されており、「M60」の派生型「Mk43」の更新をする為に採用されました。

米軍Mk48についての考察

写真は「Mk43 MOD0」で同じく7.62x51mm NATO弾を使用します。




アメリカ軍は重量のある「M240」よりも軽量で携帯性に優れたため「M60」各種の機関銃を使用し続けていましたが、「M60」は設計されてから信頼性の低さが問題視されており、その後の派生型でもそれは改善されませんでした。


「M240」

米軍Mk48についての考察








1990年に行われた試験にてアメリカ陸軍は「M240」の軽量化モデル「M240B」を採用することを決定しましたが、標準の「M240B」は信頼性は良かったそうですが、重量が10 kg、全長が1,245 mm「M60」は重量が10 kg、全長が958 mmで全長が違う位だった為、「M60」から「M240B」への更新に凄い消極的だったそうです。


「M240B」

米軍Mk48についての考察







2001年には新しい機関銃の調達を決定し、FN社によりM249のグレードアップ版が設計されました。

操作性はM249と変わらずM60と同じ7.62x51mm NATO弾を使用でき、軽量で信頼性も高くなりました(重量8 kg、全長1,003 mm)
(M249のようにM16系マガジンは使えません)

この新設計されたM249が「Mk48」として採用されました。

米軍Mk48についての考察

※7.62mm使用設計の為部類的には「Mk43」の派生型になります






「Mk48の種類」



「Mk48 MOD0」

米軍Mk48についての考察

見た目「Mk46」に見えますが7.62mm用にバレルが肉厚となりベルトリンク給弾のみの構造に変更

最初にも述べましたが元はアメリカ特殊作戦軍(USSOCOM)の要求にて開発されたモデルで、特殊部隊使用でした。





「Mk48 MOD1」

米軍Mk48についての考察

Mk 48 Mod0の改良版がMk 48 Mod1です。M249がそのまま7.62×51mmNATO弾を発射するような構造をしており毎分650発での射撃が可能です。

ヒートカバー使用のバレルになった為、バレル交換も容易になっています。






このモデルに更新されてから、その軽量差から市街地での戦いに適しておりアメリカ陸軍での運用が確認されています。

米軍Mk48についての考察







海兵隊はM240Bの使用が多いです。

「米軍M240についての考査へ」←理由はこちらにてどうぞ

海兵隊「M240B」

米軍Mk48についての考察







マガジンも新たに7.62mm使用に設計されM249と同じ接続形状をしております。

米軍Mk48についての考察

米軍Mk48についての考察




ですがベルトリンクのまま射撃している写真の方が多かったりしますw

米軍Mk48についての考察







不謹慎ですが実際の使用例です












今日はここまで



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