2014年07月07日
米軍ボディーアーマーについての考察 ③
皆様こんにちは
前々回と続き、米軍のボディーアーマーについて考察してみたいと思います。
前回「米軍ボディーアーマーについての考査 ②」へ
☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。

前々回と続き、米軍のボディーアーマーについて考察してみたいと思います。
前回「米軍ボディーアーマーについての考査 ②」へ
☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。

前回ご紹介したボディー・アーマーは、更新される毎に軽量化を目的として設計されてきました。
「OTV」の重さが約3.8kg(プレートなし)

「IOTV」が約2.1kg(プレートなし)

しかしアーマー自体の軽量化は成功した物の、防弾性を上げる為「SAPI」プレートを入れてしまうと超重量化してしまう事が問題となりました。

前後に入れるSAPIプレート1枚が約2kg
両サイドに入れるSAPIプレート1枚が約1kg
前後左右にSAPIを入れると
「IOTV 2.1kg」+「SAPI 4kg」+「SAPIサイド 2kg」=「8.1kg」
ポーチや弾薬など全くない状態で約8kgです
更に画像の様に上腕部のDAPSと股間部のグローインアーマーを装着すると約14kgの重さになってしまいます。
・DAPS = Deltoid Axillary Protection System

DAPSは腕では無く、肩や腋から弾が進入するのを防ぐものです。
そしてアメリカ陸軍は上記に述べた重さの問題を解決するため、2010年に「IOTV」より更に軽量な「SPCS」を採用しました。
・SPCS = Soldier Plate Carrier System

「アーマー面積を減らした事による軽量化」


体を覆う面積を減らした事でアーマーの軽量化を図り、サイドプレートのポケットも外して使用する事によりさらに軽量出来ます。(防弾面積は減ります)
「ソフトアーマーの使用」


「ソフトアーマー」と「SAPIプレート」を併用して使用するとの事(不知火様情報提供)
ソフトアーマー自体拳銃弾レベルの防弾レベルでSAPIはライフル弾レベルの防弾性能があります。
ソフトアーマーは編んで作られた多数の積層繊維からなり、爆風や破片による衝撃や貫通を和らげる事ができSAPIプレートで弾丸を受け、
ソフトアーマーでその衝撃を分散させるようにできているそうです。
「SPCS」はアメリカ陸軍が採用したボディアーマーで配備当初は第10山岳師団や第101空挺師団などの精鋭部隊に優先配備していたそうですが、現在では配備数も増え「SPCS」が主流となりつつあります。
ですが「IOTV」を無くす為の採用ではなく「SPCS」は追加装備として支給されており、「IOTV」と「SPCS」のどちらを作戦で使用するかは指揮官の判断で使い分けられています。

爆風や破片の脅威が高い作戦では「IOTV」銃撃戦が主となる作戦では「ISPC」と使い分けるらしいです。
アフガニスタンに展開している部隊にはOCP使用の「SPCS」が支給されています。
「OCPの考査」へ

「サバゲーでの運用」
「OTV」は流石に古い為現用なら「IOTV」か「SPCS」になりますかね?
J-TECH/ジェイテック製
IOTV Body Armor (OCPも有り)

少し値が張りますがこのボリュームなら納得ですかね?
うまくすればレプリカの値段で「放出品」が買える可能性もあります
PANTAC製 「IOTV」

お店によりけりですがJ-TECH/ジェイテック製と同じくらいの値段です
肩のDAPSは付いている写真があったりなかったり・・・多分付いているとは思いますが、店員さんにご確認した方が早いです。
「Shark Gear SPCSタイププレートキャリア」

レプリカが少ないので紹介していますが、パルスや本体のマルチカム生地の色が変に見えますね。
写真写りの所為なら良いのですが、写真通りの色合いならちょっとお勧め出来ないかもです・・・
「PANTAC製 SPCS」

上のレプリカと比べますと中々のクオリティに見えます。
って言いますか以前より思っていましたが
レプリカ少なすぎです
UCPなんて特に少ないですね、マルチカムなら他のアーマーでも代用できますかね?
FLYYEからOTVレプリカも出ていますがUCPカラーがありません・・・

OTVのマルチカムなんてありませんしね・・・
コヨーテブラウンでしたら海兵隊でギリいけますが(年代古めですけどね)
物にもよりますが官給品などの放出品は意外と安かったり、実物なので長く使用出来たりしますので、レプリカに少しお金を足せば買えるようでしたら実物の方をお勧め致します。
(あまりにボロボロなのはお勧めできません)
因みに下記の写真のような激安レプリカもお勧め致しません


ノンブランドだからって言うのもありますが、一番の理由は素材が悪すぎる所です。
昔チームメイトが所持していましたが、サバゲー1回目のスタートダッシュで肩バンドを止めるプラスチックが割れて使用不可能になりました。
アーマーは一番負担の掛かる装備ですので、頑丈な物をお勧め致します。
まだ続きますが今日はここまで
次回「米軍ボディーアーマーについての考査 ④」へ(海兵隊サイドの内容になります)
前回「米軍ボディーアーマーについての考査 ②」へ
(おまけ)
女性用のアーマーも開発中との事
「Gen3 IOTV」


「OTV」の重さが約3.8kg(プレートなし)

「IOTV」が約2.1kg(プレートなし)

しかしアーマー自体の軽量化は成功した物の、防弾性を上げる為「SAPI」プレートを入れてしまうと超重量化してしまう事が問題となりました。

前後に入れるSAPIプレート1枚が約2kg
両サイドに入れるSAPIプレート1枚が約1kg
前後左右にSAPIを入れると
「IOTV 2.1kg」+「SAPI 4kg」+「SAPIサイド 2kg」=「8.1kg」
ポーチや弾薬など全くない状態で約8kgです
更に画像の様に上腕部のDAPSと股間部のグローインアーマーを装着すると約14kgの重さになってしまいます。
・DAPS = Deltoid Axillary Protection System

DAPSは腕では無く、肩や腋から弾が進入するのを防ぐものです。
そしてアメリカ陸軍は上記に述べた重さの問題を解決するため、2010年に「IOTV」より更に軽量な「SPCS」を採用しました。
・SPCS = Soldier Plate Carrier System

「アーマー面積を減らした事による軽量化」


体を覆う面積を減らした事でアーマーの軽量化を図り、サイドプレートのポケットも外して使用する事によりさらに軽量出来ます。(防弾面積は減ります)
「ソフトアーマーの使用」


「ソフトアーマー」と「SAPIプレート」を併用して使用するとの事(不知火様情報提供)
ソフトアーマー自体拳銃弾レベルの防弾レベルでSAPIはライフル弾レベルの防弾性能があります。
ソフトアーマーは編んで作られた多数の積層繊維からなり、爆風や破片による衝撃や貫通を和らげる事ができSAPIプレートで弾丸を受け、
ソフトアーマーでその衝撃を分散させるようにできているそうです。
「SPCS」はアメリカ陸軍が採用したボディアーマーで配備当初は第10山岳師団や第101空挺師団などの精鋭部隊に優先配備していたそうですが、現在では配備数も増え「SPCS」が主流となりつつあります。
ですが「IOTV」を無くす為の採用ではなく「SPCS」は追加装備として支給されており、「IOTV」と「SPCS」のどちらを作戦で使用するかは指揮官の判断で使い分けられています。

爆風や破片の脅威が高い作戦では「IOTV」銃撃戦が主となる作戦では「ISPC」と使い分けるらしいです。
アフガニスタンに展開している部隊にはOCP使用の「SPCS」が支給されています。
「OCPの考査」へ

「サバゲーでの運用」
「OTV」は流石に古い為現用なら「IOTV」か「SPCS」になりますかね?
J-TECH/ジェイテック製
IOTV Body Armor (OCPも有り)

少し値が張りますがこのボリュームなら納得ですかね?
うまくすればレプリカの値段で「放出品」が買える可能性もあります
PANTAC製 「IOTV」

お店によりけりですがJ-TECH/ジェイテック製と同じくらいの値段です
肩のDAPSは付いている写真があったりなかったり・・・多分付いているとは思いますが、店員さんにご確認した方が早いです。
「Shark Gear SPCSタイププレートキャリア」

レプリカが少ないので紹介していますが、パルスや本体のマルチカム生地の色が変に見えますね。
写真写りの所為なら良いのですが、写真通りの色合いならちょっとお勧め出来ないかもです・・・
「PANTAC製 SPCS」

上のレプリカと比べますと中々のクオリティに見えます。
って言いますか以前より思っていましたが
レプリカ少なすぎです
UCPなんて特に少ないですね、マルチカムなら他のアーマーでも代用できますかね?
FLYYEからOTVレプリカも出ていますがUCPカラーがありません・・・

OTVのマルチカムなんてありませんしね・・・
コヨーテブラウンでしたら海兵隊でギリいけますが(年代古めですけどね)
物にもよりますが官給品などの放出品は意外と安かったり、実物なので長く使用出来たりしますので、レプリカに少しお金を足せば買えるようでしたら実物の方をお勧め致します。
(あまりにボロボロなのはお勧めできません)
因みに下記の写真のような激安レプリカもお勧め致しません


ノンブランドだからって言うのもありますが、一番の理由は素材が悪すぎる所です。
昔チームメイトが所持していましたが、サバゲー1回目のスタートダッシュで肩バンドを止めるプラスチックが割れて使用不可能になりました。
アーマーは一番負担の掛かる装備ですので、頑丈な物をお勧め致します。
まだ続きますが今日はここまで
次回「米軍ボディーアーマーについての考査 ④」へ(海兵隊サイドの内容になります)
前回「米軍ボディーアーマーについての考査 ②」へ
(おまけ)
女性用のアーマーも開発中との事
「Gen3 IOTV」


この記事へのコメント
はじめまして。突然のコメント失礼致します。
SPCSのソフトアーマーに関してですが、あれはSAPIプレートとの
入れ替えをするのではなく、併用する物です。
米軍のボディアーマーは基本的に、SAPIプレートで弾丸を受け、
ソフトアーマーでその衝撃を分散させるようにできています。
近年ではスタンドアロンタイプのプレートもありますが、一部部隊を
除いては高額な為採用されていなかったはずです。
余談ですが、ソフトアーマーの形状は海兵隊のMCPCもSPCSと同様に
SAPIプレートのようなカットになっています。
SPCSのソフトアーマーに関してですが、あれはSAPIプレートとの
入れ替えをするのではなく、併用する物です。
米軍のボディアーマーは基本的に、SAPIプレートで弾丸を受け、
ソフトアーマーでその衝撃を分散させるようにできています。
近年ではスタンドアロンタイプのプレートもありますが、一部部隊を
除いては高額な為採用されていなかったはずです。
余談ですが、ソフトアーマーの形状は海兵隊のMCPCもSPCSと同様に
SAPIプレートのようなカットになっています。
Posted by 不知火 at 2014年07月07日 02:35
不知火様
はじめまして
コメントありがとう御座います
m(_ _)m
やはりSAPIプレートと併用するのですかw
ただでさえ重たいのにと思っていたのですが、やはり命には変えられませんよね
おかげさまで装備の知識と情報を高める事が出来ました。
今後も何か御座いましたらご遠慮なく教えて頂けますと幸いです。
m(_ _)m
はじめまして
コメントありがとう御座います
m(_ _)m
やはりSAPIプレートと併用するのですかw
ただでさえ重たいのにと思っていたのですが、やはり命には変えられませんよね
おかげさまで装備の知識と情報を高める事が出来ました。
今後も何か御座いましたらご遠慮なく教えて頂けますと幸いです。
m(_ _)m
Posted by ロマン
at 2014年07月07日 08:53
