2014年06月22日
米軍OCPについての考察
皆様こんにちは
今回は米軍採用「OCP」について考察してみたいと思います
事前に「UCP」についてご覧下さい→「UCP」の記事へ
☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。
今回は米軍採用「OCP」について考察してみたいと思います
事前に「UCP」についてご覧下さい→「UCP」の記事へ
☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。
「OCP」Operation Enduring Freedom Camouflage Pattern
マルチカム迷彩ですが、OCP用に色合いを改良した生地(右側)を使用しています
実は「UCP」と「マルチカム」は2000年のトライアルで競い合っており、勝利を収めて採用されたのが「UCP」でした。
負けた「マルチカム」は民間へと販売
※まだこの時は「OCP」ではありません
「UCP」
「マルチカム」
(トライアルの時はまだ色彩変更してない写真左側のマルチカムカラーでした)
「マルチカム」(multicam)とは
世界でもトップクラスの工業製品デザインなどを行う、クライアソシエーツの製造販売部門
「Crye Precision 」(クライ・プレシジョン)社のデザイン商品です。
※日本ではCRYEを「クレイ」と発音している事が見られますが誤りであり、正しくは「クライ」と発音したほうがニュアンス的に近いです。
何故一度米軍のトライアルに落ちた「マルチカム」が復活したのかと言いますと、2005年より「UCP」が実戦配備されましたが、いざ使用してみると「万能迷彩」とは行かなかった為です。
都市での使用では問題ないのですが、アフガニスタンの砂漠や森林の中では逆に目立ってしまう事から兵士達から大変不評で、UCP特有の白っぽい灰色を基調とした配色は、ライトなどの光を反射してしまい夜間目立ってしまうとの意見もありました。
そこでアメリカ軍は最後まで競い合った「マルチカム」と「UCP」を改良した「UCP-D」をアフガニスタンへ試験的に配備し2009年からトライアルを実施した結果「UCP-D」より「マルチカム」の迷彩効果が兵士達より好評価だった為、「OCP」として採用されることが決定しました。
※アフガニスタンでの「不朽の自由作戦」で採用されたことから、Operation Enduring Freedom Camouflage Pattern=OCPとの名称になりました。)
「OCP」使用の新型「ACU」は2010年よりアフガニスタンに配備され始めています
「UCP-D」
市街地での戦いが多い陸軍は「UCP」アフガニスタンに展開する部隊は「OCP」と使い分けられてきましたが、アフガニスタン南部での兵士の43%がマルチカムを好み、アフガニスタン東部では、兵士の47%がマルチカムを好んだそうです。
(他の回答はMARPATやAOR1)
開発当時予定していた「UCP」の迷彩効果は発揮されず、現在では戦闘服に「IRコーティング」や「伸縮素材」などの採用も目立っている事から
「UCP」の廃止が決まり、現在進行形で入れ替わりつつあります。
(一度に変更は無理なので、今後ゆっくりと変わって行くと思います)
「IRコーティングの効果」
「OCPへの移行」
「OCP」になってもパッチなどの配置は「UCP」と変わりません。
①アメリカ国旗のパッチ貼り付け場所
(画像では部隊章も貼ってありますが、国旗のみの場合もあります)
②ネームテープ貼り付け位置
③階級章パッチ
④US ARMYタグ貼り付け位置
⑤部隊章パッチ貼り付け位置
「サバゲーでの運用」
汎用性が高くメディア露出の多い迷彩服な為、人気で手に入りやすい部類だと思います。
今回ご紹介した「OCP」タイプを購入する場合は、パッチでネームテープなどが付けられるベルクロ使用のレプリカを選んだ方が楽ですかね?
写真のようにネームテープ用のベルクロが無いタイプもあり、ワッペンを縫いつけなければなりません。
写真は「PROPPER」
後は値段ですかね?安ければ安い程生地が薄く、縫い方も適当な物があります。
ただ高ければ良いって訳でも無く、良く分からない人はショップ側の販売価格をそのまま鵜呑みにせず、記載されていたブランド名をインターネットで調べ、他ミリブロ様でのレビューを参考にして下さい。
ブランド記載が無い=NB(ノンブランド)と言う可能性があり、下手すれば分け分からない低クオリティ製品が存在しています。
今日はここまで
マルチカム迷彩ですが、OCP用に色合いを改良した生地(右側)を使用しています
実は「UCP」と「マルチカム」は2000年のトライアルで競い合っており、勝利を収めて採用されたのが「UCP」でした。
負けた「マルチカム」は民間へと販売
※まだこの時は「OCP」ではありません
「UCP」
「マルチカム」
(トライアルの時はまだ色彩変更してない写真左側のマルチカムカラーでした)
「マルチカム」(multicam)とは
世界でもトップクラスの工業製品デザインなどを行う、クライアソシエーツの製造販売部門
「Crye Precision 」(クライ・プレシジョン)社のデザイン商品です。
※日本ではCRYEを「クレイ」と発音している事が見られますが誤りであり、正しくは「クライ」と発音したほうがニュアンス的に近いです。
何故一度米軍のトライアルに落ちた「マルチカム」が復活したのかと言いますと、2005年より「UCP」が実戦配備されましたが、いざ使用してみると「万能迷彩」とは行かなかった為です。
都市での使用では問題ないのですが、アフガニスタンの砂漠や森林の中では逆に目立ってしまう事から兵士達から大変不評で、UCP特有の白っぽい灰色を基調とした配色は、ライトなどの光を反射してしまい夜間目立ってしまうとの意見もありました。
そこでアメリカ軍は最後まで競い合った「マルチカム」と「UCP」を改良した「UCP-D」をアフガニスタンへ試験的に配備し2009年からトライアルを実施した結果「UCP-D」より「マルチカム」の迷彩効果が兵士達より好評価だった為、「OCP」として採用されることが決定しました。
※アフガニスタンでの「不朽の自由作戦」で採用されたことから、Operation Enduring Freedom Camouflage Pattern=OCPとの名称になりました。)
「OCP」使用の新型「ACU」は2010年よりアフガニスタンに配備され始めています
「UCP-D」
市街地での戦いが多い陸軍は「UCP」アフガニスタンに展開する部隊は「OCP」と使い分けられてきましたが、アフガニスタン南部での兵士の43%がマルチカムを好み、アフガニスタン東部では、兵士の47%がマルチカムを好んだそうです。
(他の回答はMARPATやAOR1)
開発当時予定していた「UCP」の迷彩効果は発揮されず、現在では戦闘服に「IRコーティング」や「伸縮素材」などの採用も目立っている事から
「UCP」の廃止が決まり、現在進行形で入れ替わりつつあります。
(一度に変更は無理なので、今後ゆっくりと変わって行くと思います)
「IRコーティングの効果」
「OCPへの移行」
「OCP」になってもパッチなどの配置は「UCP」と変わりません。
①アメリカ国旗のパッチ貼り付け場所
(画像では部隊章も貼ってありますが、国旗のみの場合もあります)
②ネームテープ貼り付け位置
③階級章パッチ
④US ARMYタグ貼り付け位置
⑤部隊章パッチ貼り付け位置
「サバゲーでの運用」
汎用性が高くメディア露出の多い迷彩服な為、人気で手に入りやすい部類だと思います。
今回ご紹介した「OCP」タイプを購入する場合は、パッチでネームテープなどが付けられるベルクロ使用のレプリカを選んだ方が楽ですかね?
写真のようにネームテープ用のベルクロが無いタイプもあり、ワッペンを縫いつけなければなりません。
写真は「PROPPER」
後は値段ですかね?安ければ安い程生地が薄く、縫い方も適当な物があります。
ただ高ければ良いって訳でも無く、良く分からない人はショップ側の販売価格をそのまま鵜呑みにせず、記載されていたブランド名をインターネットで調べ、他ミリブロ様でのレビューを参考にして下さい。
ブランド記載が無い=NB(ノンブランド)と言う可能性があり、下手すれば分け分からない低クオリティ製品が存在しています。
今日はここまで
Posted by ロマン at 00:00
│■アメリカ陸軍(U.S.Army)│装備
この記事へのコメント
陸軍がスコーピオンIIのOCPを来月から導入するらしいです。
またカオスが始まるんですね・・・
詳しくはミリブロニュースをご覧ください。(リンクが貼れないので)
またカオスが始まるんですね・・・
詳しくはミリブロニュースをご覧ください。(リンクが貼れないので)
Posted by 海より陸(軍)派 at 2015年06月09日 15:57
海より陸(軍)派様
お知らせ戴きありがとう御座います
m(_ _)m
私もチラっと読みましたw
2010年頃に米陸軍ナティック研究所(NSRDEC)で開発され始めてから2014年にはテスト開始していたんですね~知りませんでした
しかもまた消耗した装備から少しずつ交換していくそうですね・・・
お知らせ戴きありがとう御座います
m(_ _)m
私もチラっと読みましたw
2010年頃に米陸軍ナティック研究所(NSRDEC)で開発され始めてから2014年にはテスト開始していたんですね~知りませんでした
しかもまた消耗した装備から少しずつ交換していくそうですね・・・
Posted by ロマン at 2015年06月09日 22:10
>しかもまた消耗した装備から少しずつ交換していくそうですね・・・
てことはまた新旧併用する兵士がいるのか・・・
てことはまた新旧併用する兵士がいるのか・・・
Posted by 海より陸(軍)派 at 2015年06月09日 23:52