2014年06月25日
海兵隊MARPATについての考察
「MARPAT」(MARine PATtern)海兵隊パターンと言う色合いを示す意味です。
服の形式はMCCUU(Marine Corps Combat Utility Uniform)

左が「Digital Woodland Camo」で右が「Digital Desert Camo」になります。
MARPAT開発には1980年頃よりコンピュータ・デザインを開発していたカナダ政府よりアメリカは開発支援を受けており、MARPATはカナダ軍の「CADPAT」の色を変更したデザインとなっています。
※北アメリカ自由貿易協定以降アメリカとカナダは最も成功した国際関係であり、2度の世界大戦以降は強い軍事協力関係でもあります。
カナダ軍「CADPAT」

MARPAT開発を担当した海兵隊のデザインチームは、「CADPAT」生成パターンであるフラクタル方程式(万物のデザイン)を基礎に150種類以上の迷彩パターンを考えました。
米軍の迷彩はいかに印象に残さないようにするかを、色を組み合わせることにより認識力を落とすよう考慮されています。さらにはデジタル処理されたパターンの組み合わせを行い、ナイトビジョンや光学機器からも迷彩効果による回避を目的としています。
上記の目標を満たす3種類のサンプルが選ばれたのが「タイガーストライプ」とローデシア軍の迷彩や、イギリス軍の使用する「DPM」と言った古いデザインだったそうです。
「ローデシア軍迷彩」

「イギリス軍DPM」

「アメリカ軍タイガーストライプ」

これらの3つのサンプルを現代の技術で、より自然の環境に馴染みやすく効果を均一化できるよう新しい形や独自のカラーブレンドを使用して再構築したのがMARPATです。
「タイガーストライプ」の名残も若干MARPATに見ることができますね。

2001年に戦場でのテストを開始し、2002年には海兵隊で支給が始まり「デジタル」or「コンピューター」デザインをアメリカ軍で一番先に取り入れたのは海兵隊になります。
「パッチの配置」

①IRパッチ貼り付け位置ですが、最近ではパッチ式の階級章の使用もみられます
②ネームテープ貼り付け位置
③US MARINESタグ貼り付け位置
④襟に階級章(ピンバッチ)取り付け位置
「IRパッチ」夜間に敵味方を識別する為に取り付けられます。
「IR」=Infrared 赤外線


「サバゲーでの運用」
レプリカに少しお金を出せば米軍放出品(実物)が買えるようでしたら、実物をお勧めします。
放出品の状態にもよるのですが、実物の方が強度が段違いの為レプリカよりは長く使えます。
放出品にめぐり合えるのは殆ど運次第なので何とも言えませんが・・・
(軽く検索してみたら新品でも結構安いですね)

ただアマ〇ンで「ノーブランド 実物」とブランド表記をどうするのか不明だったのか、そんな製品もありました。タグの表記もあった為大丈夫そうですが、あまり無責任な事は言えません。
通販での購入は「自己責任」なので偽物ブランドにはご注意を
一応実物タグを紹介しておきます
生地の中に海兵隊マークがランダムにあります

タグ

表記タグ

今日はここまで
・次回「米軍コンバットシャツについての考察」へ
・前回「BDUについての考察」へ


服の形式はMCCUU(Marine Corps Combat Utility Uniform)

左が「Digital Woodland Camo」で右が「Digital Desert Camo」になります。
MARPAT開発には1980年頃よりコンピュータ・デザインを開発していたカナダ政府よりアメリカは開発支援を受けており、MARPATはカナダ軍の「CADPAT」の色を変更したデザインとなっています。
※北アメリカ自由貿易協定以降アメリカとカナダは最も成功した国際関係であり、2度の世界大戦以降は強い軍事協力関係でもあります。
カナダ軍「CADPAT」
MARPAT開発を担当した海兵隊のデザインチームは、「CADPAT」生成パターンであるフラクタル方程式(万物のデザイン)を基礎に150種類以上の迷彩パターンを考えました。
米軍の迷彩はいかに印象に残さないようにするかを、色を組み合わせることにより認識力を落とすよう考慮されています。さらにはデジタル処理されたパターンの組み合わせを行い、ナイトビジョンや光学機器からも迷彩効果による回避を目的としています。
上記の目標を満たす3種類のサンプルが選ばれたのが「タイガーストライプ」とローデシア軍の迷彩や、イギリス軍の使用する「DPM」と言った古いデザインだったそうです。
「ローデシア軍迷彩」

「イギリス軍DPM」

「アメリカ軍タイガーストライプ」

これらの3つのサンプルを現代の技術で、より自然の環境に馴染みやすく効果を均一化できるよう新しい形や独自のカラーブレンドを使用して再構築したのがMARPATです。
「タイガーストライプ」の名残も若干MARPATに見ることができますね。

2001年に戦場でのテストを開始し、2002年には海兵隊で支給が始まり「デジタル」or「コンピューター」デザインをアメリカ軍で一番先に取り入れたのは海兵隊になります。
「パッチの配置」
①IRパッチ貼り付け位置ですが、最近ではパッチ式の階級章の使用もみられます
②ネームテープ貼り付け位置
③US MARINESタグ貼り付け位置
④襟に階級章(ピンバッチ)取り付け位置
「IRパッチ」夜間に敵味方を識別する為に取り付けられます。
「IR」=Infrared 赤外線

「サバゲーでの運用」
レプリカに少しお金を出せば米軍放出品(実物)が買えるようでしたら、実物をお勧めします。
放出品の状態にもよるのですが、実物の方が強度が段違いの為レプリカよりは長く使えます。
放出品にめぐり合えるのは殆ど運次第なので何とも言えませんが・・・
(軽く検索してみたら新品でも結構安いですね)

ただアマ〇ンで「ノーブランド 実物」とブランド表記をどうするのか不明だったのか、そんな製品もありました。タグの表記もあった為大丈夫そうですが、あまり無責任な事は言えません。
通販での購入は「自己責任」なので偽物ブランドにはご注意を
一応実物タグを紹介しておきます
生地の中に海兵隊マークがランダムにあります

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表記タグ

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Posted by ロマン at 00:00
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