2014年06月12日
米軍「M24 SWS」と「M40」についての考察
皆様こんにちは
今回は「M24 SWS」と「M40」について考察してみたいと思います。
・前回「米軍「MK11」と「M110 SASS」についての考察」へ
☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。
今回は「M24 SWS」と「M40」について考察してみたいと思います。
・前回「米軍「MK11」と「M110 SASS」についての考察」へ
☆アメリカ合衆国軍(ブログの指針説明へ)☆←読んで下さると嬉しいです。
「M24 SWS」と「M40」は同じ「M700」からカスタムされたスナイパーライフルです
SWS=Sniper Weapon System
「レミントンM700」(Remington Model 700)
レミントン・アームズ社が1962年に発売して以来、現在も生産が続けられており「ボルトアクションライフルの傑作」とも呼ばれます。
メカニズム自体はモーゼル式小銃から続くボルトアクション方式(モーゼルアクション)のままなのですが、M700はレシーバーとストックの間に余裕を持たせた設計となっており、レシーバーの変更にて数十種の弾薬に対応できます。
狩猟用ライフル、競技用ライフル、警察や軍用まで様々なバリエーションが存在しており、2010年までに製造された口径は47種類に及ぶそうです。
スナイパーライフル不足だったベトナム戦争時に海兵隊が多数の民間用ライフルをテストして選んだのがM700で、元は軍用ライフルではありませんでした。
M700以前は1936年に生産された「ウィンチェスターM70」を海兵隊狙撃チームが使用しています
「M70」
ベトナム戦争の後半を迎えると、海兵隊はM700にレシーバーへ弾薬装填用クリップスロットを追加しバーミントバレル(レミントン製のツイストバレル)を組み合わせ、スポータータイプ木製ストック、レッドフィールド社製(3-9倍率)のスコープを装備したカスタムライフル「M40」を正式採用します。
1970年代後半にはM70用のスチール製トリガーガードとマガジンカバーなどの改修を受けた「M40A1」とマイナーチェンジされ、現在では「M40A5」まで存在しています。
「M40A1」
「M40A2」と「M40A3」
「M40A4」
「M40A5」
ここまでが海兵隊使用の「M40」になります。
レミントン・アームズ社は海兵隊がカスタムをした「M40」を参考にスポーツ射撃用のM700へ、グラスファイバー製のストック(長さ調整可能)と、リューポルド社製光学照準器を装備、トリガーガードをスチール製(ダコタ・アームズ社)に変更された「M24 SWS」を販売し、アメリカ陸軍が採用しました。
(300Win Magの使用を想定したロングアクション使用は、グリーンベレーの要望がきっかけと言われています)
パラシュート投下に耐えられる輸送用ペリカン製大型ハードケースが付属し、銃だけではなくこれらの附属品を全て含めてM24 SWS(Sniper Wepon System)と呼ばれます。
そして前回語ったセミオートスナイパーライフル採用まで話は繋がります。
前回「MK11」と「M110 SASS」についての考査へ
イラク戦争にてM24などボルトアクション式は待ち伏せへの反撃や対戦車ミサイル兵の排除に効果を示しましたが、連続射撃が行えない点が市街地戦に向かないと気付きました。
そこでアメリカ陸軍はM24の後継機としてM110 SASSを制式採用しましたが、M24SWSも継続して購入
市街地内などの狙撃に関してはM24からM110に変更し、M110では対応出来ない長距離精密射撃用にはM24を使用するという位置付けで運用されているとの事です。
「エアガン選び」
東京マルイ「VSR-10」
VSR-10シリーズはマルイオリジナルデザインですが、レシーバーの形状が若干M700に似ています。
(ヒストリカルゲームのルールに引っかからない限り、個人的には使用してもOKだと思いますよ)
TANAKA WORKSさんにて「M24」と「M40」が様々なバリエーションで販売されていました
TANAKA WORKSさんへ
※問題あるようでしたらリンク消しますのでご一報を
「ARES M40A3」
ボルトを引くと弾が落ちたり、弾1発だけ入れても撃てないなどあるみたいです
海外製なのでチューンできる人向けですかね
今日はここまで
・次回「米軍バレットM82の考察」へ
・前回「米軍「MK11」と「M110 SASS」についての考察」へ
SWS=Sniper Weapon System
「レミントンM700」(Remington Model 700)
レミントン・アームズ社が1962年に発売して以来、現在も生産が続けられており「ボルトアクションライフルの傑作」とも呼ばれます。
メカニズム自体はモーゼル式小銃から続くボルトアクション方式(モーゼルアクション)のままなのですが、M700はレシーバーとストックの間に余裕を持たせた設計となっており、レシーバーの変更にて数十種の弾薬に対応できます。
狩猟用ライフル、競技用ライフル、警察や軍用まで様々なバリエーションが存在しており、2010年までに製造された口径は47種類に及ぶそうです。
スナイパーライフル不足だったベトナム戦争時に海兵隊が多数の民間用ライフルをテストして選んだのがM700で、元は軍用ライフルではありませんでした。
M700以前は1936年に生産された「ウィンチェスターM70」を海兵隊狙撃チームが使用しています
「M70」
ベトナム戦争の後半を迎えると、海兵隊はM700にレシーバーへ弾薬装填用クリップスロットを追加しバーミントバレル(レミントン製のツイストバレル)を組み合わせ、スポータータイプ木製ストック、レッドフィールド社製(3-9倍率)のスコープを装備したカスタムライフル「M40」を正式採用します。
1970年代後半にはM70用のスチール製トリガーガードとマガジンカバーなどの改修を受けた「M40A1」とマイナーチェンジされ、現在では「M40A5」まで存在しています。
「M40A1」
「M40A2」と「M40A3」
「M40A4」
「M40A5」
ここまでが海兵隊使用の「M40」になります。
レミントン・アームズ社は海兵隊がカスタムをした「M40」を参考にスポーツ射撃用のM700へ、グラスファイバー製のストック(長さ調整可能)と、リューポルド社製光学照準器を装備、トリガーガードをスチール製(ダコタ・アームズ社)に変更された「M24 SWS」を販売し、アメリカ陸軍が採用しました。
(300Win Magの使用を想定したロングアクション使用は、グリーンベレーの要望がきっかけと言われています)
パラシュート投下に耐えられる輸送用ペリカン製大型ハードケースが付属し、銃だけではなくこれらの附属品を全て含めてM24 SWS(Sniper Wepon System)と呼ばれます。
そして前回語ったセミオートスナイパーライフル採用まで話は繋がります。
前回「MK11」と「M110 SASS」についての考査へ
イラク戦争にてM24などボルトアクション式は待ち伏せへの反撃や対戦車ミサイル兵の排除に効果を示しましたが、連続射撃が行えない点が市街地戦に向かないと気付きました。
そこでアメリカ陸軍はM24の後継機としてM110 SASSを制式採用しましたが、M24SWSも継続して購入
市街地内などの狙撃に関してはM24からM110に変更し、M110では対応出来ない長距離精密射撃用にはM24を使用するという位置付けで運用されているとの事です。
「エアガン選び」
東京マルイ「VSR-10」
VSR-10シリーズはマルイオリジナルデザインですが、レシーバーの形状が若干M700に似ています。
(ヒストリカルゲームのルールに引っかからない限り、個人的には使用してもOKだと思いますよ)
TANAKA WORKSさんにて「M24」と「M40」が様々なバリエーションで販売されていました
TANAKA WORKSさんへ
※問題あるようでしたらリンク消しますのでご一報を
「ARES M40A3」
ボルトを引くと弾が落ちたり、弾1発だけ入れても撃てないなどあるみたいです
海外製なのでチューンできる人向けですかね
今日はここまで
・次回「米軍バレットM82の考察」へ
・前回「米軍「MK11」と「M110 SASS」についての考察」へ