サバゲーのロマン

皆様こんにちは




今回はMARSOC（マリーン・レイダース）が使用する武器について考察をしてみたいと思います。

※MARSOCがマリーン・レイダースへ改名される事となった為、両名表記しています。



☆アメリカ合衆国軍（ブログの指針説明へ）☆←読んで下さると嬉しいです。

まずは2003年に試験的に創設された「MCSOCOM Detachment One or Det 1」(海兵隊特殊作戦 第１分遣隊)より、2006年に正式に創設された「MARSOC」以降も使用できる基本的なアサルトライフル



「M4A1 SOPMOD」（BlockⅠ）







1994年に「レンジャー部隊」、「デルタフォース」、「グリーンベレー」、「Navy SEALs」、「フォース・リーコン」を含むアメリカ軍の各部隊に配備され、特殊部隊の基本的なアサルトライフルとも言えますね









「M4A1 CQB-R」の使用も見られますが海兵隊所属ですので「Mk18 MOD0」の表記になりますかね

細かく言いますとアッパーだけ支給されたのはCQB-R でフレーム毎支給されたのはMK18らしいです



この後ご紹介しますSOPMOD2のダニエルディフェンスRIS2の使用が始まると「MOD0」は無くなったように思えます。

元は船上での取り回しの必要性に加え、要人警護や狭い室内での作戦を担当することが多くなったSEALsの要請にて、アサルトライフルよりも取り回しの良いカービンモデルの開発が進められました。

そして海軍海上戦センター、クレーン部門（NSWC-Crane）にて開発されたのが、M4A1をアッパーレシーバーごと交換してショートモデル化するCQB-Rになります。

・CQB-R = Close Quarters Battle Receiver

・NSWC = Naval Surface Warfare Center










2006年より「SOPMOD BlockⅡ」のバリエーションが少しずつ増え、2011年頃には殆どが「SOPMOD BlockⅡ」内のダニエルディフェンス社製であるRIS2へ換装されました

「Mk18 MOD1」







SOPMOD BlockⅡの「9.5インチダニエル・ディフェンス RIS II」に「10.3インチバレル」を装備








「9.5インチ　ダニエル・ディフェンス RIS II」と「10.5インチバレル」



10.5インチは初期の生産品が他の工場だったからとか・・・

無難に10.3インチバレルで良いと思います









広大な戦闘地域で戦う為、14.5インチ使用の「M4 Carbine SOPMOD Block II」

レイルが長いだけでM4A1と同じ全長ですけどね







3枚目の見本写真はアウターバレルがちょっと長いので16インチ位ですかね？

本職さんのは「12.25インチ　ダニエル・ディフェンス RIS II」と「14.5インチバレル」の組み合わせになります。






※TSUBASTAR様より情報提供

M203とサプレッサー装着用に12.5バレルと、ダニエルRIS2 GL/SSC 12インチの組み合わせも有るみたいです

使用例が見つかりましたら後程加えたいと思います。





「第75レンジャー連隊「M4A1」と「SOPMOD」の考査へ」←SOPMODや表記の違いにつきましては、こちらで少しご紹介していますので宜しければどうぞ













2010年にSOCOMが正式に購入を決定しました「FN SCAR」



米軍の次期アサルトライフルとして「SCAR」採用はすべてキャンセルとなりましたが、整備性が良く劣悪環境に強い事と軽量な本体で7.62ｍｍを運用出来る利点から、特殊部隊は2011年に「SCAR」の追加発注をしていますが殆どMK17との事です。


Mk17は7.62mm弾を使用し、SEALsを始めとする特殊部隊にて「M14 EBR」より軽量な銃として使用されているように思えます。








（上）MK16 MOD0=5.56x45mm NATO弾 使用　

（下）MK17 MOD0=7.62x51mm NATO弾 使用



こちらも海兵隊の運用になりますので

・SCAR-L→MK16 MOD0

・SCAR-H→MK17 MOD0

との表記になります。





・「第75レンジャー連隊FN SCARについての考察」へ←SCARについては、こちらで考査しておりますので宜しかったらどうぞ










こちらの「SCAR」はハンドガード部分が長いので、おそらく20インチバレルにて有効射程距離を伸ばした「MK 20 MOD 0」です

写真は「特陸」との情報もありますが、NVGマウントがノロトスのユニコーンアーム使用ですし、後ろのATVとサンタ帽子がMARSOC使用（？）らしいです

証拠写真がありませんがね・・・





元は「MK17 SSR」との名称でしたが2010年に「MK 20 MOD 0」へ改名され、2011年より軍に正式採用されています。

※SSR=Sniper Support Rifle


・アメリカ軍採用＝「MK 20 MOD 0」

・一般表記＝「SCAR SSR」






海外のフォーラムではプロトタイプのFN SCARやレイルを延長した物では？とのコメントもありましたが一応特殊部隊でのMK20使用は確認できますね



写真はSEALsのです

MK20自体が意外とマイナーですかね？









グレネードランチャーでは「M203」


こちらは「M4A1」と「M203」の組み合わせ







こちらは「12.25インチ　ダニエル・ディフェンス RIS II」と「M203」の組み合わせになります









・「米軍グレネードランチャーについての考察」へ←「M203」についてはこちらで考査しておりますので宜しかったらどうぞ














当ブログ初登場「MK13 MOD0」








一般での名称はFN 「EGLM」

EGML=Ergonomic Grenade Launching Module

「MK13 MOD0」はアメリカ軍採用の名称です





「SCAR-L＝MK16 MOD0」と「SCAR-H＝MK17 MOD0」のマガジンに合わせた２種類の形状があります。

※マガジン周りが違うだけで、グレネードの構造は同じです









FN社が「F2000」専用の「GL1」を基にSCAR用へ開発したグレネードランチャーです









今までのグレネードランチャーと違い「EGLM」のトリガーは真下に位置するので、射撃の際にグリップを握りなおす必要が無いのが特徴





機構もコッキング式ではなくダブルアクションとなっている為不発の際でも、もう一度トリガーを引く事で再度発砲が可能です








装填・排莢の際は、M203と同じく銃身を前方にスライドできるだけでなく、さらにサイドスイングが可能

（写真はチームメイトによる取材協力です）









装填時にライフル本体を傾ける必要がないのが利点ですね












専用のMIL-STD 1913マウントレールを使用する事により、スタンドアローンのグレネードランチャーとしての運用も可能です


「FN40GL-S」














長くなりました為 2 回に分けたいと思います








今日はここまで







次回「MARSOC（マリーン・レイダース）使用武器の考査　②」へ