2014年11月04日
SWCC使用ヘルメットについての考査
2000年以降から兵士一人ひとりに「無線機」や「ヘッドセット」と言った装備が普及し始め、ヘッドセットとヘルメットが干渉せずに使用出来る様に、ヘルメットの耳周りを大きくカットして特殊作戦コマンド用に開発された「MICH/ACH」ヘルメット
「MICH/ACH」シリーズ
「ACH」とはアメリカ陸軍や空軍などで採用されている一般向けの戦闘用ヘルメットで、日本の販売元「MSAジャパン社」では高性能戦闘用ヘルメットACHとの名称を使用しています。(因みに海兵隊はACHではなくLWHを採用)
・ACH=Advanced Combat Helmet
「MICH」とはアメリカ陸軍特殊作戦コマンド用に開発されたMICHが原型で、それまで採用されていたPASGTヘルメットを代替したヘルメットです
・MICH=Modular Integrated Communications Helmet
※現在陸軍に支給されていますのが「ACH」との名称で、それより以前から使用されている同じ形のヘルメットが「MICH」との違いで性能差は無いそうです。
なかでもSWCCは「MICH/ACH 2000」を使用しており、幅広い年代で使用が確認できます
写真3枚目は2013年にミシシッピ州ハンコック郡のジョン·C·ステニス宇宙センターにて演習を行うSWCCです
2014年5月にアメリカ合衆国フロリダ州中部のタンパ市にて、タンパコンベンションセンターでSOFICと統合特殊作戦コマンドが合同イベントとして開催されたデモンストレーション中のSWCC
2014年現在でもMICH2000は現役です
ヘルメットカラーも「TAN」「ブラック」「OD」とそれぞれの使用が見られます
・ OD = オリーブドラブ
ただ「TAN」カラーのMICHに関しましては、写真のような明るさ(無塗装のTAN)は「AOR2」のNWUが使用され始めた2012年から徐々に増え、2013年から使用が見られる気がします。
※「AOR2」自体は2009年~2010年頃からあります
・AOR = Area Of Responsibility (軍事担当地域)
・NWU = NAVY WORKING UNIFORM
AOR2とヘルメットの組み合わせがNavy SEALsを意識してる様にも思えます。
それ以前のTANカラーヘルメットは塗装を行い、明るさを抑えたジャングルの使用に合わせたような色になっています
2枚目の写真ではTANのヘルメットをグリーンに塗装し直していますね
2012年以前ですとヘルメットカバーの使用もみられます
大体がウッドランドのカバーですが、写真2枚目のようにUCPのカバーなども使用がみられます
UCPに関しましては下記のリンクへ宜しければどうぞ
↓
・「アメリカ陸・空軍迷彩服についての考査へ」
その他SWCCは「Mk5 SOC」を始めとする戦闘舟艇を運用した戦いも多い為、軍用装甲車両の担当が使用するために設計されたGENTEX社の「DH-132 」ヘルメットの使用も見られます。
「DH-132AS / RHIB」
・RHIB = Rigid Hull Inflatable Boat
※写真2枚目は「DH-132AS」です(見本でどうぞ)
・「DH-132AS」(地上部隊用)
・「DH-132AS / RHIB」(海上部隊用) 防水コネクタ・防水マイク・防水イヤホンなどの防水使用
・「DH-132AS / SV」 戦闘車両照準システムを使用する為のインターフェイスヘルメットシステムを搭載
M2射撃時のSWCCとDH-132AS ヘルメット
作業ヘルメットに近い感じですが戦闘訓練では、DH-132のシェルだけを使用した例も見られます
まぁ訓練だから使用しているのだと思いますが・・・
同じくGENTEX社の「TBH-II」(HST)
・TBH = Tactical Ballistic Helmet
・HST = High Side Trim
特殊作戦チームの厳しいオーダーに対応するために設計されており、軽量且つ弾道レベルIIIAの防弾機能を有しています
「TBH-II」自体は2011年にジョン·C·ステニス宇宙センターにて訓練するSBT-22の隊員が使用している例がみられます
AOR2が配備された2012年移行の使用例
MICH-2002に似ていますが、TBH-Ⅱは耳周りがストレートにカットされているのが特徴です
ヘルメットカバーの使用例もあります
今日はここまで
「MICH/ACH」シリーズ
「ACH」とはアメリカ陸軍や空軍などで採用されている一般向けの戦闘用ヘルメットで、日本の販売元「MSAジャパン社」では高性能戦闘用ヘルメットACHとの名称を使用しています。(因みに海兵隊はACHではなくLWHを採用)
・ACH=Advanced Combat Helmet
「MICH」とはアメリカ陸軍特殊作戦コマンド用に開発されたMICHが原型で、それまで採用されていたPASGTヘルメットを代替したヘルメットです
・MICH=Modular Integrated Communications Helmet
※現在陸軍に支給されていますのが「ACH」との名称で、それより以前から使用されている同じ形のヘルメットが「MICH」との違いで性能差は無いそうです。
なかでもSWCCは「MICH/ACH 2000」を使用しており、幅広い年代で使用が確認できます
写真3枚目は2013年にミシシッピ州ハンコック郡のジョン·C·ステニス宇宙センターにて演習を行うSWCCです
2014年5月にアメリカ合衆国フロリダ州中部のタンパ市にて、タンパコンベンションセンターでSOFICと統合特殊作戦コマンドが合同イベントとして開催されたデモンストレーション中のSWCC
2014年現在でもMICH2000は現役です
ヘルメットカラーも「TAN」「ブラック」「OD」とそれぞれの使用が見られます
・ OD = オリーブドラブ
ただ「TAN」カラーのMICHに関しましては、写真のような明るさ(無塗装のTAN)は「AOR2」のNWUが使用され始めた2012年から徐々に増え、2013年から使用が見られる気がします。
※「AOR2」自体は2009年~2010年頃からあります
・AOR = Area Of Responsibility (軍事担当地域)
・NWU = NAVY WORKING UNIFORM
AOR2とヘルメットの組み合わせがNavy SEALsを意識してる様にも思えます。
それ以前のTANカラーヘルメットは塗装を行い、明るさを抑えたジャングルの使用に合わせたような色になっています
2枚目の写真ではTANのヘルメットをグリーンに塗装し直していますね
2012年以前ですとヘルメットカバーの使用もみられます
大体がウッドランドのカバーですが、写真2枚目のようにUCPのカバーなども使用がみられます
UCPに関しましては下記のリンクへ宜しければどうぞ
↓
・「アメリカ陸・空軍迷彩服についての考査へ」
その他SWCCは「Mk5 SOC」を始めとする戦闘舟艇を運用した戦いも多い為、軍用装甲車両の担当が使用するために設計されたGENTEX社の「DH-132 」ヘルメットの使用も見られます。
「DH-132AS / RHIB」
・RHIB = Rigid Hull Inflatable Boat
※写真2枚目は「DH-132AS」です(見本でどうぞ)
・「DH-132AS」(地上部隊用)
・「DH-132AS / RHIB」(海上部隊用) 防水コネクタ・防水マイク・防水イヤホンなどの防水使用
・「DH-132AS / SV」 戦闘車両照準システムを使用する為のインターフェイスヘルメットシステムを搭載
M2射撃時のSWCCとDH-132AS ヘルメット
作業ヘルメットに近い感じですが戦闘訓練では、DH-132のシェルだけを使用した例も見られます
まぁ訓練だから使用しているのだと思いますが・・・
同じくGENTEX社の「TBH-II」(HST)
・TBH = Tactical Ballistic Helmet
・HST = High Side Trim
特殊作戦チームの厳しいオーダーに対応するために設計されており、軽量且つ弾道レベルIIIAの防弾機能を有しています
「TBH-II」自体は2011年にジョン·C·ステニス宇宙センターにて訓練するSBT-22の隊員が使用している例がみられます
AOR2が配備された2012年移行の使用例
MICH-2002に似ていますが、TBH-Ⅱは耳周りがストレートにカットされているのが特徴です
ヘルメットカバーの使用例もあります
今日はここまで
Posted by ロマン at 22:01
│■海軍特殊舟艇チーム 「SWCC」│装備